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明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

戦後の生活から

2023年06月20日 | 政治

 6月20日は父の命日です。また、この日は私が生まれた豊橋が、アメリカ軍のB29爆撃機による空襲を受けた日でもあり、毎年この日になると亡くなった父の事を思い出すのです。

 戦火を潜り、命からがら生き延びて岡崎で暮すことになった一家は、父母、祖母、姉と私の5人家族で、豊橋空襲の激しさを語ろうとしなかったので、幼かった私は空襲を全く知りません。ただ、岡崎で暮すようになっても飛行機音が聞こえると、B29爆撃機に聞こえるといい、灯火管制(とうかかんせい)を思い出すからと、ローソクの明かりを嫌っていました。

 戦後の生活の苦しみは、わが家だけでなく多くの人が同様の思いをして生き伸びてきたのですから、忘れることはできません。

 第二次世界大戦が終わって現在まで、規模は違えども世界各地で紛争が絶えなく、今もロシアとウクライナの戦いは長引いていて、双方とも長くなるほど人命も経済力も大きく失われていきます。

 戦渦を生き抜いて来た私の父からは聞けませんでしたが、大きな代償を払って、「結果はいったい何だったのだろうか?」と思います。戦争の主な原因は国境・領土や資源をめぐる戦いが多く、宗教や民族をめぐる紛争、政策への反発から生まれた国内紛争、統治や独立をめぐる紛争などから起きているようです。

 大国が紛争に関わると支援によって長期戦となり、本格的な代理戦争にならないうちに解決の糸口を見つけなければなりません。戦後の苦しい生活を経験してきただけに強く望まれます。

ギンバイカ 2014年(平成26年)6月20日撮影

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