暑い夏が終わる9月下旬に種をまいた大根が暮れから正月にかけて大量に収穫でき、食卓をにぎわしています。厚く皮を剝いて輪切りにし“おでん”の材料に、千切りにして煮物の材料へ、ステック状に切って生で食べ、おろしてカツオ節をかけるなど、いろいろな方法で食べています。
大根は、日本人の食卓(鍋・おでん)などには欠せない野菜となっていて、葉はビタミンAを多く含み、青汁の原料として使われ、ビタミンC,ジアスターゼを多く含み、消化酵素を持ち、血栓防止作用や解毒作用があります。
台所に常備されている野菜は、「ジャガイモ」「キャベツ」「白菜」「大根」「玉ネギ」「ニンジン」などで、ダイエットに適した食材といえば、やはり野菜でしょう。
なかでも「ジャガイモ」は、腹持ちの良さで、消化がゆっくり進むレジスタントスターチという成分のおかげで、血糖値の上昇を抑えてくれ、カリュウムが多く含まれ、免疫力の向上や健康な骨の維持に効果が期待できると言います。
豚カツ定食には必ずといってよいほど千切りのキャベツが付いてきますが、キャベツにはビタミンU(キャベジン)が含まれていて、胃壁を守る働きがあり、生のキャベツとトンカツを一緒に食べると豚肉の酸化を抑えて胃もたれを防ぐと言います。
ところがキャベツは、昨年の猛暑の影響で、愛知県をはじめ主要産地の生育が遅れ、小売価格の高騰で、1玉100円前後の品が400円を上回り、食卓から遠のくという事態です。
料理に欠かせないのが、キャベツや白菜です。健康効果が、畑に期待できる野菜で、豊富な食物繊維があり、胃腸の働きを活発にして便秘を解消し、大腸がんの予防と治療に役立たせます。