コロナ禍が明けたと思っていたら、6月2日には線状降水帯が発生し、愛知県東部(岡崎・豊橋・豊川市)の大雨で、家屋への浸水や車の水没など、広い範囲で被害が出ました。東海道新幹線も20時間以上にわたってストップしたとか・・・・。
私が暮す岡崎市小美町内でも、矢作川の上流、乙川の氾濫で6軒が床上浸水、6軒が床下へ浸水するなどの被害がありました。4日の日曜日は、町内のボランティアが、乙川右岸、美保橋の下へ集合して、上流から流れ着いた堆積物の撤去作業を行い、参加してきました。
今回、記録的な大雨となった原因は、「台風2号」と「梅雨前線」が重なった模様で、台風2号が本州の南の海上を通りましたが、台風による暖かく湿った空気が、梅雨前線に向かって流れ込み、活動が活発になったことと、台風の動きが遅く、同じ場所で激しい雨が降り続く「線状降水帯」が相次ぎ発生したためのようです。
今後も、梅雨前線と台風が重なると、線状降水帯が発生しやすくなるようで、危険な組み合わせが予想される時は、大雨による乙川の氾濫も警戒が必要です。
災害が起きて、初めて人々が思うことは「やむをえない」と思うか、それとも「何とかならなかったか」と反省するかのどちらかです。百年に一度起きる災害でも、人が住んでいるのですから「対策しなければ」でしょう。
「安全」に暮らせてこそ「福祉」が存在し、「安心」が得られます。早急な河川の改修が求められます。