まさか、空から飛行機が落ちて来るとは・・・・。沖縄県の普天間基地を連想する人はいると思います。同基地は住宅密集地にあり,文教地区に隣接し、2004年8月には訓練中の大型ヘリがコントロールを失い沖縄国際大学の敷地に墜落する事件が起こるなど、世界でもっとも危険な基地といわれています。
飛行機事故の中でも離陸後の3分間と着陸前の8分間で「クリティカル・イレブン・ミニッツ (魔の11分)」と呼ばれる時間帯に事故は集中しているそうで、人口密集地の隣に航空機が発着する場所は他にもあり、人口密集地の隣に航空機が発着する住民の気持ちをしっかりと受け止め、飛行場周辺の環境整備に耳を課すべきだと思います。
約10年前の2013年12月、普天間飛行場移設に向け、辺野古への地へ動き始め、当時の沖縄県知事・仲井真氏は、普天間基地返還合意から17年間を経て、移転先の名護市辺野古の埋め立て申請を承認する方針を固め、念願の移設が完成するはずでした。
しかし、「沖縄へ過重な基地負担を抱えている」「野古移設に反対する民意」「豊かな自然環境」「普天間の危険除去に疑問」などから、未だ移設は行われていません。
1945年6月23日、第二次大戦の沖縄で、80日にもおよぶ地上戦で、20万人もの犠牲者を出し、牛島満大将らが自決して組織的戦闘が終結しました。
その後、第二次大戦から27年後の1972年、沖縄はアメリカの占領から本土復帰を果たしました。「本土並み復帰」とはいえ、現在も、全国のアメリカ軍専用施設の7割が沖縄にあり、「真の復帰とは何か」といった、議論が今も続いていることを忘れてはなりません。