東海地方も5月に梅雨入り宣言があり、早いものでカレンダーの6枚目が顔を出しました。近頃は曇天の日が続き、気持ちもドンヨリと沈みがちでしたが、ひょんなことから大江戸温泉物語・熱海伊豆山ホテル水葉亭へ行く機会がありました。
30日の夕刻、新幹線・熱海駅で降りると、駅前から「ホテル専用バス」に乗って、昔の仲間が待っている部屋に到着し、さっそく温泉の風呂場へ向かいました。
1604年に徳川家康は、二人の息子を連れ、湯治のため熱海を訪れた記録が残っているとかで、家康が熱海を幕府の直轄領としたことで、滞在が自由になり、各地の大名が熱海温泉を利用しやすく、各大名が自国に戻り、熱海のことを話し、結果として熱海温泉が全国的に知られるようになったそうです。
明治になって外国の公使や日本の皇族など、熱海での温泉療法で健康が回復したといわれ、著名な文人なども熱海に別荘を構えた人が多く、「別荘王国」で、多くあり過ぎて数えられないとか・・・。
熱海市伊豆山と言えば、今から約2年前の2021年(令和3年)7月3日、上流 山あい部への違法な盛土の崩壊があり、地区の逢初川で発生した大規模な土砂流災害で約580人が避難し、建物136棟が被害を受け、28名が死亡した事故を思い出します。
水葉亭の夜は、ビールと日本酒で乾杯した後、建設会社に勤務していた頃の思い出話に花が咲き、29日にわざわざ鹿児島から来た旧友とともに、時間が過ぎていくのを忘れさせました。