外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

難しい助詞の問題

2014年12月29日 | 日記
12月29日(月) 晴れ

今日は小春日和かと思えるような穏やかな日になりました。

日本では今日あたりが仕事納めの方が多いかと思われます。
今年も一年大変お疲れさまでした。
良き年末年始をお過ごしください。

サービス業の方々はお仕事ですね。
私も中国に来る前は都内の某コールセンターに勤務していたことがありまして、元日出勤
をしたことがあります。週末の出勤は当たり前でしたので乗客の少ない通勤電車は慣れて
おりましたが、仕事の方はというと、あまりにも受信数が少なくて時間の経過が遅く
感じたのを今でも覚えています。

さて、今日は2年生の期末試験です。
私の授業は出席重視ですので、試験問題はたいていA4片面に収まるくらいの少量なの
ですが、今回は試験範囲は少ないながら押さえておいて欲しい重要な文法がたくさん
ありましたので、少しボリュームを増しました。
すると、通常なら遅くとも15分くらいでほぼ全員が終了するのですが、今日は15分で
漸く一人が提出、全員が終わるまで20分ほどかかりました。

特に助詞の問題に皆苦戦していましたね。10問中平均正答率が6割程度でした。
正解者がたった一人だった問題がこれ。
どこ( )国際会議( )ありますか。
正解は「で」「が」ですが、最初の「で」を「に」とする回答が圧倒的でした。

難しいと言えば、確かに難しい。
この国際会議の部分が「会議場」とか「会議室」という場所を示す言葉であれば
正解は「に」、この問題はイベントなので「で」

出題は全て使用教科書である「みんなの日本語」の練習問題集から選んでいるのですが
改めて素晴らしい問題集だと思いました。

というのも、この助詞の問題で点数が分かれてきたのですが、合計点を先学期の成績と
比べてみると、あまり変わらないのですね。
先学期の試験で高得点だった学生はやはり高得点を維持し、そうでない学生はやはり
それなり。

そしていつも前の席に座って私の話を一生懸命に聴いている学生ほど成績は良い。
聴解力が身につけば、会話力も付随してくるわけで、会話が上手な学生ほど助詞の使い方
も上手になります。

残念ながら、今日のクラスでは満点はいませんでした。
水曜日に実施予定のもう一つのクラスで出て欲しいものです。
コメント
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