昨年は友人のご好意により「東京湾華火祭」を直近の晴海会場で観る事が出来た。
腹に響く打ち上げ音、海からの風に乗って漂って来る火薬の匂い、臨場感最高だった。
打ち上げ会場となる晴海埠頭3会場だけで12万人の人出だとか、エネルギッシュな真夏の
花火祭 特設会場で観る方もエネルギーの要る事です。
そこで1年老いた今年は、6kmほど離れている江東区の拙宅より観賞させて頂いた。
《Nikkor18-200レンズ使用しました》
11年程前は霊峰冨士も裾野まで見る事が出来たこの場所でしたがが現在は乱立する高層建物
でその片鱗を垣間見る程度です、昨夜の花火も稀に高所で華開くもののみの見物でした。
華火祭の事とは違いますが。昨夜、睡眠導入剤代わりに聴いた、三代目三遊亭金馬の落語
「高田の馬場」の枕噺で江戸時代の商売往来の中に『耳掻屋』もあった、値段は上中下とあり
違いは掻き棒で、上は象牙、中は竹、下は釘の頭(その釘はインニと言い1寸2分の釘に限るとか)
先日、新橋でおきた殺傷事件の犯人はアキバの「耳掻き店」の常連客だったと聞いていろんな
商魂に長けた人が居るもんだと感心したが200年昔にもそんな商売があったのかと、金馬師匠の
テンポの良い話術と相まって「高田の馬場」を落ちまで聴かずでした。
おくやまで 耳をほらせて ほととぎす 榎本 其角
(おくやまは今の浅草のことらしいです)
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