金木犀
2009年10月13日 | 花
池袋方面に引っ越した友人から招きがあったので居場所確認を兼ね訪れたが
つい時間経過感覚が麻痺したのか衰えたのか帰艦が夜半になってしまった。
駅から我が家への帰り道、ほろ酔いの余韻を楽しむ為だったのか急いで帰り
たくなかったのか何時ものメインの歩道を外れ街灯も無い脇道を通っていた。
人気のない薄暗い中で甘い香りが漂って来た。金木犀の時季だったんだ
春もこの辺りで沈丁花の芳香に心癒されたものだ
春の沈丁花・夏のくちなし・秋の金木犀・・・
香らなければ見上げる事も無く、もしや見過ごしていた花かも知れぬ。
このキンモクセイ、花の時期は意外と短くもうすぐ散り落ち樹の根元周りを
黄金のじゅうたんを敷き詰めたようになる一幅の景色も楽しみである。
木犀の 闇の深さに 匂ひけり 栗山 妙子