自分が初めて左膝に違和感を感じたのは、今から10年ほど前になります。
最初は痺れ程度の感覚が時々ある程度、それがやがてスポーツをした後などに痛みを感じる様になり、正座はできない状況に、当時、総合病院等を幾軒か回って診察してもらい、レントゲンも撮りましたし、膝の皿の裏側の辺りに痛い注射もされました、接骨医へも通いましたが、症状は全く変わらず、病名すら知らされないままでした。
あれから長いこと経ちますが、痛みは常に有る訳でも無かったので、痛みをごまかしながら、トレッキングや、時には登山なんかにも出かけていたのですが、時が経つにつれ症状は悪化の一方、この半年ほどは痛みの強さは時によって違うものの、常に痛みを感じる様になってきてしまっていました。
そこで先日、市の総合病院で9年ぶりに診察して頂いてきました。
診察前に写したレントゲン写真を見て、担当医の先生は 『軟骨が有りませんね!・・・・』
病名は “変形性膝関節症” よくお年寄りの方が『膝が痛い!』と言っているのと同じなのだそうで、骨の変形がもとで老化と長年の関節の使用で、膝の軟骨の一部がすり減り、骨と骨が直接当たって痛みが出るのだそうです。
ただ、年齢を重ねると発症するばかりでなく、若くても重量物の運搬や膝を酷使する重労働、激しいスポーツなどを長年続ける事で、同じような症状が出る事も有るのだそうです。
以前は体重も今よりは有りましたし、スポーツもいろいろやってきました、仕事も傾斜のきつい農地で重い荷物を運んだり、三脚に登ったり降りたりと、思い出してみれば思い当る事は山ほどです。
担当医の先生曰く 『これは治る病気じゃありませんので・・・』
すり減った軟骨は再生しないので、自然治癒する事はなく、症状は悪化するのみ・・・だそうです。
手術で、骨を削りプレートを入れたり、人工関節にするなどの治療法は有るようですが、それは歩行すら困難になってからとの事で、とりあえずは痛み止めの薬などでごまかしながら膝周辺の筋肉を鍛えたりして、日々を過ごすしかない様です。
通院する事も無いので『通う事もありませんよ!痛みが激しくなったらまた来てください!』とのこと!
病院で頂いたパンフには、重い荷物は持たない、激しいスポーツはしない、サポーターを付ける、歩く時は杖を使う、階段には手すりを・・・とありました。
登山などはもちろん、トレッキングももう出来そうにありません。
アウトドア好きの自分としては、少々ショックでしたが、自分でもなんとなく 『そんなものだろう』 と思っていましたし、世の中には歩きたくても歩けない人は数えきれないほど居ます、多少痛くたって自分の足でまだまだ歩ける、遠くまで歩けなくたって楽しめるアウトドアは山ほど有るでしょうし、写真だってまだまだ大丈夫・・・。
幸せ者です・・・。
まだまだ楽しみますよ~ あ~あ!仕事、もう少し楽になってくんないかな~!。