10月30日(日)、福島県会津若松市において開催されました、極真空手道連盟 極真館 福島県支部主催「第15回福島県会津空手道選手権大会」に、新武会から11名の道場生が出場させていただきました。
小学2年男子初級の部には、Y9級が出場しました。
Y9級は、初戦不戦勝、2回戦、上段回し蹴りで技ありを取っての優勢勝ち、準決勝、合わせ一本勝ちで決勝に進出、決勝でも、上段回し蹴りで技ありを奪って優勢勝ちし、見事優勝しました。
今大会、Y9級の良かったところは、気持ちを強くもって積極的に攻めていたことと、しっかり上段を守る構えが出来ていたこと、また反省点は、突きからすぐに上段を蹴るというワンパターンな戦い方だったこと、です。
これからは、下段蹴りや中段への突き、蹴りでしっかり相手を崩してから上段蹴りを狙う、といった戦い方を身につけてほしいと思います。
Y9級、優勝おめでとう。次は上級クラスでも勝てるよう、更に精進してください。
小学2年男子上級の部には、H8級が出場しました。
H8級は、稽古熱心で、攻撃技は突きも蹴りもとても良いのですが、受け技がまだ出来ておらず、相手の攻撃をほとんどまともに体で受けてしまうような組手スタイルのため、自身より攻撃力のある選手には、なかなか勝つことが出来ずにいます。
今大会でも、相手の攻撃力についていけず、初戦で敗れてしまいました。初級クラスでは、攻撃だけで勝つことも出来ますが、上級クラスで勝つには、受け技は不可欠です。受け技を身につけることを、これからの課題とし、更に精進してほしいと思います。
小学3年男子初級の部には、I 5級が出場しました。
I 5級は、突きから蹴り、蹴りからまた突き、と流れるような連続技がしっかりと出せており、また、時折効果的に前蹴りを組み合わせ、とても良い組手をしていました。
初戦、合わせ一本勝ち、次戦では、体格差のある相手に臆することなく挑みましたが、残念ながら判定で敗れました。しかし、I 5級にも旗が1本上がり、その差は僅差であったように思います。
I 5級の課題は、まず体幹をしっかり鍛えることだと思います。そうすることで、一発一発の技に威力が出、また、連続技の流れも、より無駄なく、スムースになります。更なる精進を期待します。
小学4年男子初級の部には、K6級とH6級が出場しました。
K6級は、左の直突きダブルや右の下突き、カギ突きを上手く使い分け、崩し技として右の下段回し蹴りを効果的に使い、最後は上段への前蹴りや回し蹴りで決める、という技の組み立てが出来ており、初戦、2回戦、ともに合わせ一本勝ち、準決勝判定勝ちで決勝に進出しました。
決勝では、緊張からか少し動きが硬いようにも見えましたが、上段をしっかり守りながら、横への動きで相手の攻撃をかわし、右の下突きと右の下段蹴りを効果的に決めて見事優勝しました。
今大会、K6級の良いところがしっかり出ていたと思います。優勝おめでとう。次は上級クラスでも結果を出せるよう、更に精進してください。
H6級は、左右の下段回し蹴りに威力があり、序盤、下段回し蹴りを中心に攻め、中盤から終盤にかけて、上段を狙う、といった試合の組み立てが出来れば、かなりいいところまでいくのではないかと思っていたのですが、今大会では、試合開始早々から上段への掛け蹴りのような変則的な技を繰り出すことが多く、無駄な動きが多いなといった印象でした。それでも、準決勝まで勝ちあがり、第3位入賞を果たしました。
変則的な技は、ある意味一発勝負の技で、何回も出せば相手に読まれ、決まることはほとんどありません。先に述べたように、まずは突きと下段、中段への蹴りでしっかりと相手を崩す組手を身につけてほしいです。
小学5年女子上級の部には、I 2級が出場しました。
I 2級は、初戦、相手選手の突きで中段を効かされ、延長の末判定で敗れました。
相手の突き技に反応できず、身体で受けてしまっていました。これからの課題として、「突き技の受け」をしっかり稽古して行ってほしいと思います。
また最近、稽古の際少し集中力に欠けるように感じます。「これから、空手とどう向き合っていくか」が、精神面での課題のように思います。
小学5年男子上級の部には、K3級とR4級が出場しました。
K3級は、とてもセンスの良い組手をするのですが、今大会では出会い頭の上段前蹴りをもらい、敗れてしまいました。髪の毛が長過ぎて、ヘッドガードをかぶると前が良く見えないようでした…
課題は、打ち合いながらの横への動きを身につけること、そして、前が良く見えるよう、髪の毛を短くすること、です。
R4級の初戦は、20cmほども身長差のある相手との試合でした。R4級は、臆することなく、積極的に前に出て間合いを詰め、真正面から打ち合おうとしましたが、間合いを詰めた瞬間に、相手選手に先手を取られてしまい、相手ペースのまま判定で敗れました。
身長差のある相手に対し、間合いを詰めて戦うのは良い戦法だと思いますが、間合いを詰めただけで、先手を取って攻めなければ、待ってましたとばかりに相手に攻め込まれてしまいます。また、相手の攻撃を正面からもらわないよう、打ち合いながら横への動きが出来なければなりません。打ち合いながら横へ動く、そして、相手の突きを受ける、さばく技術も重要です。課題は多いですが、地道な稽古を怠らず、克服していってほしいです。
中学男子軽量級には、H1級が出場しました。
H1級は、大会前1か月、全く道場に来ず、稽古をしていない中での出場でした。部活動が忙しいこともあるでしょうが、それ以上に、彼自身の心の問題のようにも思えます。
試合は、闘志を前面に出し、積極的に攻めるというH1級の良い面がとても良く出ていました。
技術的には、左の下突きの連打から、右の下段回し蹴りにつなげる動きがとても良く、準決勝ではこの動きで一本勝ちし、決勝でも見事に優勢勝ちして優勝しました。
H1級は、突きも蹴りも、身体ごとぶつかるような打ち方が出来ており、細身ながら一発一発威力のある技を繰り出せるのが強みであり、良い点だと思います。
H1級、優勝おめでとう。大会後も、道場に来ませんが、どうしていますか。もう空手は終わりにするのですか…
君は気づいていないかもしれませんが、君に憧れ、君を目標にがんばっている後輩たちが、道場にはたくさんいます。彼らは、君といっしょに稽古することを楽しみにしています。彼らにとって、君は「憧れの先輩」なのです。どうか、先輩としての「範」を見せてあげてください。
Hくん、広い視野を持ってください。客観的な目で、「過去・現在・未来」を見てください。そして、「自分は今何をなすべきなのか、どう生きるべきなのか」を考えてください。
先生は、ずっとずっと待っています。君が道場に戻ってきてくれることを…
高校男子無差別級には、F初段が出場しました。
F初段は、大会前の稽古で左足を痛めてしまい、手負いの身体での出場となってしまいました。
初戦、その痛めた左足で、横蹴りや中段回し蹴りを効果的に決め、また、下突きの連打も的確に決めて、やや優位に試合を進めましたが、本戦の判定は2-1の引き分け、あと1本旗が上がらず、延長に入りました。延長では、痛めていた左足が限界を超え、敗れてしまいました。
もし足を痛めていなければ、結果は違っていたかもしれません。F初段は、左足を痛めていたことは一切言わず、また、敗れた後も、一言の言い訳もしませんでした。黒帯にふさわしい、素晴らしい態度でした。
壮年女子の部には、I 初段が出場しました。
I 初段は、今大会でも前へ前へと積極的に攻める組手が光っていました。突き技は、直突き、下突き、カギ突きを使い分け、また下段蹴りも、相手の前足の外側、内側、後ろ足の内側と狙いどころを臨機応変に変え、更に、前蹴りも効果的に出せるようになりました。毎回同じような組手に見えて、実のところ毎回進歩しているように感じます。
I 初段、第12回大会以降、今大会で四連覇ですね。おめでとうございます。更に連覇記録を伸ばしてください。
今大会、参加した選手の皆さんは、試合を通して多くのことを学んだと思います。学んだことを、ぜひこれからの稽古に活かしてください。個々の課題を自覚し、その課題を克服していってほしいと思います。皆さんの、更なる精進を期待します。
最後になりましたが、私ども新武会を快く大会に参加させてくださった、極真空手道連盟 極真館 主席師範 岡崎寛人先生、極真館 福島県支部長 秋山利男先生、極真館福島県支部 会津分支部長 田中寅雄先生はじめ、極真館の諸先生方、関係者の皆様方に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。押忍
小学2年男子初級の部には、Y9級が出場しました。
Y9級は、初戦不戦勝、2回戦、上段回し蹴りで技ありを取っての優勢勝ち、準決勝、合わせ一本勝ちで決勝に進出、決勝でも、上段回し蹴りで技ありを奪って優勢勝ちし、見事優勝しました。
今大会、Y9級の良かったところは、気持ちを強くもって積極的に攻めていたことと、しっかり上段を守る構えが出来ていたこと、また反省点は、突きからすぐに上段を蹴るというワンパターンな戦い方だったこと、です。
これからは、下段蹴りや中段への突き、蹴りでしっかり相手を崩してから上段蹴りを狙う、といった戦い方を身につけてほしいと思います。
Y9級、優勝おめでとう。次は上級クラスでも勝てるよう、更に精進してください。
小学2年男子上級の部には、H8級が出場しました。
H8級は、稽古熱心で、攻撃技は突きも蹴りもとても良いのですが、受け技がまだ出来ておらず、相手の攻撃をほとんどまともに体で受けてしまうような組手スタイルのため、自身より攻撃力のある選手には、なかなか勝つことが出来ずにいます。
今大会でも、相手の攻撃力についていけず、初戦で敗れてしまいました。初級クラスでは、攻撃だけで勝つことも出来ますが、上級クラスで勝つには、受け技は不可欠です。受け技を身につけることを、これからの課題とし、更に精進してほしいと思います。
小学3年男子初級の部には、I 5級が出場しました。
I 5級は、突きから蹴り、蹴りからまた突き、と流れるような連続技がしっかりと出せており、また、時折効果的に前蹴りを組み合わせ、とても良い組手をしていました。
初戦、合わせ一本勝ち、次戦では、体格差のある相手に臆することなく挑みましたが、残念ながら判定で敗れました。しかし、I 5級にも旗が1本上がり、その差は僅差であったように思います。
I 5級の課題は、まず体幹をしっかり鍛えることだと思います。そうすることで、一発一発の技に威力が出、また、連続技の流れも、より無駄なく、スムースになります。更なる精進を期待します。
小学4年男子初級の部には、K6級とH6級が出場しました。
K6級は、左の直突きダブルや右の下突き、カギ突きを上手く使い分け、崩し技として右の下段回し蹴りを効果的に使い、最後は上段への前蹴りや回し蹴りで決める、という技の組み立てが出来ており、初戦、2回戦、ともに合わせ一本勝ち、準決勝判定勝ちで決勝に進出しました。
決勝では、緊張からか少し動きが硬いようにも見えましたが、上段をしっかり守りながら、横への動きで相手の攻撃をかわし、右の下突きと右の下段蹴りを効果的に決めて見事優勝しました。
今大会、K6級の良いところがしっかり出ていたと思います。優勝おめでとう。次は上級クラスでも結果を出せるよう、更に精進してください。
H6級は、左右の下段回し蹴りに威力があり、序盤、下段回し蹴りを中心に攻め、中盤から終盤にかけて、上段を狙う、といった試合の組み立てが出来れば、かなりいいところまでいくのではないかと思っていたのですが、今大会では、試合開始早々から上段への掛け蹴りのような変則的な技を繰り出すことが多く、無駄な動きが多いなといった印象でした。それでも、準決勝まで勝ちあがり、第3位入賞を果たしました。
変則的な技は、ある意味一発勝負の技で、何回も出せば相手に読まれ、決まることはほとんどありません。先に述べたように、まずは突きと下段、中段への蹴りでしっかりと相手を崩す組手を身につけてほしいです。
小学5年女子上級の部には、I 2級が出場しました。
I 2級は、初戦、相手選手の突きで中段を効かされ、延長の末判定で敗れました。
相手の突き技に反応できず、身体で受けてしまっていました。これからの課題として、「突き技の受け」をしっかり稽古して行ってほしいと思います。
また最近、稽古の際少し集中力に欠けるように感じます。「これから、空手とどう向き合っていくか」が、精神面での課題のように思います。
小学5年男子上級の部には、K3級とR4級が出場しました。
K3級は、とてもセンスの良い組手をするのですが、今大会では出会い頭の上段前蹴りをもらい、敗れてしまいました。髪の毛が長過ぎて、ヘッドガードをかぶると前が良く見えないようでした…
課題は、打ち合いながらの横への動きを身につけること、そして、前が良く見えるよう、髪の毛を短くすること、です。
R4級の初戦は、20cmほども身長差のある相手との試合でした。R4級は、臆することなく、積極的に前に出て間合いを詰め、真正面から打ち合おうとしましたが、間合いを詰めた瞬間に、相手選手に先手を取られてしまい、相手ペースのまま判定で敗れました。
身長差のある相手に対し、間合いを詰めて戦うのは良い戦法だと思いますが、間合いを詰めただけで、先手を取って攻めなければ、待ってましたとばかりに相手に攻め込まれてしまいます。また、相手の攻撃を正面からもらわないよう、打ち合いながら横への動きが出来なければなりません。打ち合いながら横へ動く、そして、相手の突きを受ける、さばく技術も重要です。課題は多いですが、地道な稽古を怠らず、克服していってほしいです。
中学男子軽量級には、H1級が出場しました。
H1級は、大会前1か月、全く道場に来ず、稽古をしていない中での出場でした。部活動が忙しいこともあるでしょうが、それ以上に、彼自身の心の問題のようにも思えます。
試合は、闘志を前面に出し、積極的に攻めるというH1級の良い面がとても良く出ていました。
技術的には、左の下突きの連打から、右の下段回し蹴りにつなげる動きがとても良く、準決勝ではこの動きで一本勝ちし、決勝でも見事に優勢勝ちして優勝しました。
H1級は、突きも蹴りも、身体ごとぶつかるような打ち方が出来ており、細身ながら一発一発威力のある技を繰り出せるのが強みであり、良い点だと思います。
H1級、優勝おめでとう。大会後も、道場に来ませんが、どうしていますか。もう空手は終わりにするのですか…
君は気づいていないかもしれませんが、君に憧れ、君を目標にがんばっている後輩たちが、道場にはたくさんいます。彼らは、君といっしょに稽古することを楽しみにしています。彼らにとって、君は「憧れの先輩」なのです。どうか、先輩としての「範」を見せてあげてください。
Hくん、広い視野を持ってください。客観的な目で、「過去・現在・未来」を見てください。そして、「自分は今何をなすべきなのか、どう生きるべきなのか」を考えてください。
先生は、ずっとずっと待っています。君が道場に戻ってきてくれることを…
高校男子無差別級には、F初段が出場しました。
F初段は、大会前の稽古で左足を痛めてしまい、手負いの身体での出場となってしまいました。
初戦、その痛めた左足で、横蹴りや中段回し蹴りを効果的に決め、また、下突きの連打も的確に決めて、やや優位に試合を進めましたが、本戦の判定は2-1の引き分け、あと1本旗が上がらず、延長に入りました。延長では、痛めていた左足が限界を超え、敗れてしまいました。
もし足を痛めていなければ、結果は違っていたかもしれません。F初段は、左足を痛めていたことは一切言わず、また、敗れた後も、一言の言い訳もしませんでした。黒帯にふさわしい、素晴らしい態度でした。
壮年女子の部には、I 初段が出場しました。
I 初段は、今大会でも前へ前へと積極的に攻める組手が光っていました。突き技は、直突き、下突き、カギ突きを使い分け、また下段蹴りも、相手の前足の外側、内側、後ろ足の内側と狙いどころを臨機応変に変え、更に、前蹴りも効果的に出せるようになりました。毎回同じような組手に見えて、実のところ毎回進歩しているように感じます。
I 初段、第12回大会以降、今大会で四連覇ですね。おめでとうございます。更に連覇記録を伸ばしてください。
今大会、参加した選手の皆さんは、試合を通して多くのことを学んだと思います。学んだことを、ぜひこれからの稽古に活かしてください。個々の課題を自覚し、その課題を克服していってほしいと思います。皆さんの、更なる精進を期待します。
最後になりましたが、私ども新武会を快く大会に参加させてくださった、極真空手道連盟 極真館 主席師範 岡崎寛人先生、極真館 福島県支部長 秋山利男先生、極真館福島県支部 会津分支部長 田中寅雄先生はじめ、極真館の諸先生方、関係者の皆様方に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。押忍