2日目の審査には、昇段審査に4名、昇級審査に22名が挑みました。
昇段審査には、新潟道場の I 初段、長岡道場のS初段の2名が弐段に、新潟道場のH1級とK1級の2名が初段に、それぞれ挑みました。
基本稽古、移動稽古、型審査の課題を終え、いよいよ連続組手です。
まず連続組手に挑んだのはK1級。中学1年生です。長兄のF弐段、今回ともに昇段審査を受審した次兄のH1級に続いて、小学校入学前から入会し、兄弟3人で稽古に励んできました。中学進学後も部活動には入らず、空手一筋にがんばっており、兄弟3人の中で一番の稽古量を誇っています。連続組手も、10人中8人が体格に勝る大人の黒帯にもかかわらず、最後まで軽快な動きで見事に10人組手を完遂しました。
続いて連続組手に挑んだのはH1級。K1級のお兄さんです。H1級は、中学入学後、部活動等で道場から足が遠のいていた時期があり、また、昇段審査前の稽古量もK1級の半分程度だったため、私としてはスタミナ面等、少し心配していました。案の定、中盤から終盤にかけ、スタミナが切れ始め、さらに中段や下段を効かされて苦しそうな表情を見せるようになりましたが、最後は気力で耐え抜き、見事10人組手を完遂しました。
続いての連続組手は、弐段に挑んだS初段。まだ20代の大学院生です。小学生の時に、お父様、弟さんと3人で新潟道場に入会し、高校卒業後、長岡市内の大学に進学、以降、長岡道場で稽古に励んできました。長岡道場の週2回の稽古をほぼ皆勤する稽古熱心さで、着実に力をつけて来ました。
S初段も、中盤から中段、下段を効かされはじめ、最後はフラフラになりながらも気力で戦い抜き、見事20人組手を完遂しました。最後の20人目はお父様が相手を務めてくださり、昇段に花を添えてくれました。
最後に弐段に挑んだのは I 初段。40代の女性です。2人の息子さんとともに入会し、地道に稽古を続けてきました。新武会の昇段規定では、40代の弐段昇段の連続組手は10人なのですが、本人の希望で20人組手にチャレンジしました。中盤から疲れが見え始め、終盤には中段を効かされ、倒れそうになる場面も見られましたが、気力で戦い抜き、見事に20人組手を完遂しました。19人目と20人目は、2人の息子さんがそれぞれ相手を務め、こちらも昇段に花を添えてくれました。
昇級審査を受審した22名の道場生たちも、皆、緊張しつつも一所懸命に、基本、型、組手の各課題に挑んでいました。
今回の昇段審査で昇段を允許された I 弐段、S弐段、H初段、K初段、I 初段、T初段、そして昇級した道場生の皆さん、昇段、昇級おめでとうございます。私が昇段・昇級審査の際、必ず言う言葉に、「帯は人がくれるもの、実力は自分でつけるもの」というものがあります。これからも、自身の帯に誇りを持ち、後輩の模範となるよう更に努力精進してください。皆さんのこれからに期待しています。
私をはじめ、故泉舘初代代表師範、小野里師範、本間師範ら、羽賀友信会長から直接ご指導を受けた世代の人間は、羽賀会長から多くの教えを受けました。そのうちの一つに、「立った姿がその人間の帯の色だ。」ということがあります。
真摯に空手の稽古を積んできた人間の立ち姿には、積んできた稽古のすべてが自然に出るものです。ろくに稽古もしないで、黒帯だけ締めても、そんなものに何の意味もないのです。
帯の色は単なる「肩書き」に過ぎない、「中身」=「誰もが黒帯と認める実力」がなければ何の意味もない、という、ある意味当たり前のことを、私たちは羽賀会長から改めて学んだのです。
また、別な教えに「空手とは生き方だ。」ということがあります。私が羽賀会長に初めてお会いしたとき、ものすごいオーラを感じました。そして、羽賀会長と何回もお会いし、指導を受ける中で、羽賀会長の空手道の技術はもちろんですが、それ以上に、その生き方に圧倒されました。私たち新武会初期の弟子たちが、極真空手の黒帯を外し、白帯を締めてまで羽賀会長の下に集ったのは、羽賀会長の空手道の知識、技量、精神、生き方等、羽賀会長の人間としての総合力、「人間力」に魅せられ、「羽賀会長から、空手はもちろん、生き方を学びたい。」と強く思ったからに他なりません。
私たち新武会で空手を学ぶ者は、単に空手道の技術だけではなく、空手道の技量はもちろん、人間としての総合力「人間力」を磨き、高めてほしいと強く思います。それこそが、羽賀会長の空手を受け継ぐことに他ならないのです。
二日目の審査を終えて
見事昇段!! 左からS弐段、K初段、H初段、I 弐段
昇段を皆で祝福
昇段審査には、新潟道場の I 初段、長岡道場のS初段の2名が弐段に、新潟道場のH1級とK1級の2名が初段に、それぞれ挑みました。
基本稽古、移動稽古、型審査の課題を終え、いよいよ連続組手です。
まず連続組手に挑んだのはK1級。中学1年生です。長兄のF弐段、今回ともに昇段審査を受審した次兄のH1級に続いて、小学校入学前から入会し、兄弟3人で稽古に励んできました。中学進学後も部活動には入らず、空手一筋にがんばっており、兄弟3人の中で一番の稽古量を誇っています。連続組手も、10人中8人が体格に勝る大人の黒帯にもかかわらず、最後まで軽快な動きで見事に10人組手を完遂しました。
続いて連続組手に挑んだのはH1級。K1級のお兄さんです。H1級は、中学入学後、部活動等で道場から足が遠のいていた時期があり、また、昇段審査前の稽古量もK1級の半分程度だったため、私としてはスタミナ面等、少し心配していました。案の定、中盤から終盤にかけ、スタミナが切れ始め、さらに中段や下段を効かされて苦しそうな表情を見せるようになりましたが、最後は気力で耐え抜き、見事10人組手を完遂しました。
続いての連続組手は、弐段に挑んだS初段。まだ20代の大学院生です。小学生の時に、お父様、弟さんと3人で新潟道場に入会し、高校卒業後、長岡市内の大学に進学、以降、長岡道場で稽古に励んできました。長岡道場の週2回の稽古をほぼ皆勤する稽古熱心さで、着実に力をつけて来ました。
S初段も、中盤から中段、下段を効かされはじめ、最後はフラフラになりながらも気力で戦い抜き、見事20人組手を完遂しました。最後の20人目はお父様が相手を務めてくださり、昇段に花を添えてくれました。
最後に弐段に挑んだのは I 初段。40代の女性です。2人の息子さんとともに入会し、地道に稽古を続けてきました。新武会の昇段規定では、40代の弐段昇段の連続組手は10人なのですが、本人の希望で20人組手にチャレンジしました。中盤から疲れが見え始め、終盤には中段を効かされ、倒れそうになる場面も見られましたが、気力で戦い抜き、見事に20人組手を完遂しました。19人目と20人目は、2人の息子さんがそれぞれ相手を務め、こちらも昇段に花を添えてくれました。
昇級審査を受審した22名の道場生たちも、皆、緊張しつつも一所懸命に、基本、型、組手の各課題に挑んでいました。
今回の昇段審査で昇段を允許された I 弐段、S弐段、H初段、K初段、I 初段、T初段、そして昇級した道場生の皆さん、昇段、昇級おめでとうございます。私が昇段・昇級審査の際、必ず言う言葉に、「帯は人がくれるもの、実力は自分でつけるもの」というものがあります。これからも、自身の帯に誇りを持ち、後輩の模範となるよう更に努力精進してください。皆さんのこれからに期待しています。
私をはじめ、故泉舘初代代表師範、小野里師範、本間師範ら、羽賀友信会長から直接ご指導を受けた世代の人間は、羽賀会長から多くの教えを受けました。そのうちの一つに、「立った姿がその人間の帯の色だ。」ということがあります。
真摯に空手の稽古を積んできた人間の立ち姿には、積んできた稽古のすべてが自然に出るものです。ろくに稽古もしないで、黒帯だけ締めても、そんなものに何の意味もないのです。
帯の色は単なる「肩書き」に過ぎない、「中身」=「誰もが黒帯と認める実力」がなければ何の意味もない、という、ある意味当たり前のことを、私たちは羽賀会長から改めて学んだのです。
また、別な教えに「空手とは生き方だ。」ということがあります。私が羽賀会長に初めてお会いしたとき、ものすごいオーラを感じました。そして、羽賀会長と何回もお会いし、指導を受ける中で、羽賀会長の空手道の技術はもちろんですが、それ以上に、その生き方に圧倒されました。私たち新武会初期の弟子たちが、極真空手の黒帯を外し、白帯を締めてまで羽賀会長の下に集ったのは、羽賀会長の空手道の知識、技量、精神、生き方等、羽賀会長の人間としての総合力、「人間力」に魅せられ、「羽賀会長から、空手はもちろん、生き方を学びたい。」と強く思ったからに他なりません。
私たち新武会で空手を学ぶ者は、単に空手道の技術だけではなく、空手道の技量はもちろん、人間としての総合力「人間力」を磨き、高めてほしいと強く思います。それこそが、羽賀会長の空手を受け継ぐことに他ならないのです。
二日目の審査を終えて
見事昇段!! 左からS弐段、K初段、H初段、I 弐段
昇段を皆で祝福