2月13日に松本零士先生が亡くなられた、と報道で知り、絶句しました。水木一郎さんに続き、松本先生まで…
私自身がもう還暦を過ぎているのですから、私が若い頃に多大な影響を受けた先人の方々は皆かなりのお歳になられていると、頭ではわかっているのですが、いざ訃報に接すると、何故、という気持ちになってしまいます。
私が松本零士先生のお名前を最初に知ったのは、「光速エスパー」という作品でした。もう大昔のことで、内容は全く覚えていませんが、同名の特撮テレビ番組のコミカライズと思って読んでいました。幼い頃に読んだ松本先生の作品は、キャラクターの左右の眼の大きさが極端に違う、独特のデフォルメがされており、とてもユニークに感じていました。
そして、私が中学2年の時に、「宇宙戦艦ヤマト」が始まりました。初めてヤマトを観た時、スタッフクレジットで「監督 松本零士」と記されているのに気づき、「漫画家の松本零士先生がアニメの監督!?」と、とても驚きました。「宇宙戦艦ヤマト」という作品自体は、松本先生原作ではなく、プロデューサーがアニメ作品として企画したものに、松本先生は途中からスタッフに加わったとお聞きしましたが、キャラクターやメカはもちろん、ストーリーのほとんども松本先生が手がけられたと聞いています。やはりヤマトは、松本先生がいらっしゃらなかったら生まれることはなかったでしょう。
以前から書いていますが、「宇宙戦艦ヤマト」(ファーストヤマト、最初のテレビシリーズです)は、私が思春期の多感な時期に、多大な影響を受けた作品です。特に、沖田十三艦長の「強い信念を持って生きる」という生き様に、強い感銘を受けたのです。
キャプテンハーロックや銀河鉄道999といった、松本先生の数々の作品の根底には、すべてこの「強い信念を持って生きろ」というメッセージが込められている、強くそう感じています。
松本零士先生、先生の「強い信念を持って生きろ」というメッセージが、私の人生の支えです。ありがとうございました。ゆっくりお休みください。謹んでご冥福をお祈りいたします。
これまでの私を支えてくれた、松本零士先生のお言葉の数々です。
「人は生きるために生まれて来た。死ぬために生まれて来たのではない。」
「明日の君は今日より強い。だからそう信じて挫けるな。」
「自らの志で生きろ。そのかわり後悔はするな。後悔するなら最初からやるな。」
「長生きできたって、ぐうたら生きては意味がない。やるべきことをやれば死んでも悔いはない。そういうふうに自分の信念を貫くほうが大事。達成すべき夢や目標があるから人は生まれて来たんだ。」
「失敗しようが成功しようが自分の責任。人のせいには出来ない。志というのはそういうもの。だから人の志で動いてはいけない。自分の志、信念で動け。」
「人は、限りある命だからこそ頑張れる。生命体の寿命には限りがある。だからこそ力の限り生きて、満足して死ぬことができる。それが楽しい人生でしょう。」
昭和53年(1978年)に発売された、松本先生の直筆サイン入り「宇宙戦艦ヤマト全記録」
当時、3万円もした豪華本です。
平成29年(2017年)に行われた「松本零士の世界展」
私自身がもう還暦を過ぎているのですから、私が若い頃に多大な影響を受けた先人の方々は皆かなりのお歳になられていると、頭ではわかっているのですが、いざ訃報に接すると、何故、という気持ちになってしまいます。
私が松本零士先生のお名前を最初に知ったのは、「光速エスパー」という作品でした。もう大昔のことで、内容は全く覚えていませんが、同名の特撮テレビ番組のコミカライズと思って読んでいました。幼い頃に読んだ松本先生の作品は、キャラクターの左右の眼の大きさが極端に違う、独特のデフォルメがされており、とてもユニークに感じていました。
そして、私が中学2年の時に、「宇宙戦艦ヤマト」が始まりました。初めてヤマトを観た時、スタッフクレジットで「監督 松本零士」と記されているのに気づき、「漫画家の松本零士先生がアニメの監督!?」と、とても驚きました。「宇宙戦艦ヤマト」という作品自体は、松本先生原作ではなく、プロデューサーがアニメ作品として企画したものに、松本先生は途中からスタッフに加わったとお聞きしましたが、キャラクターやメカはもちろん、ストーリーのほとんども松本先生が手がけられたと聞いています。やはりヤマトは、松本先生がいらっしゃらなかったら生まれることはなかったでしょう。
以前から書いていますが、「宇宙戦艦ヤマト」(ファーストヤマト、最初のテレビシリーズです)は、私が思春期の多感な時期に、多大な影響を受けた作品です。特に、沖田十三艦長の「強い信念を持って生きる」という生き様に、強い感銘を受けたのです。
キャプテンハーロックや銀河鉄道999といった、松本先生の数々の作品の根底には、すべてこの「強い信念を持って生きろ」というメッセージが込められている、強くそう感じています。
松本零士先生、先生の「強い信念を持って生きろ」というメッセージが、私の人生の支えです。ありがとうございました。ゆっくりお休みください。謹んでご冥福をお祈りいたします。
これまでの私を支えてくれた、松本零士先生のお言葉の数々です。
「人は生きるために生まれて来た。死ぬために生まれて来たのではない。」
「明日の君は今日より強い。だからそう信じて挫けるな。」
「自らの志で生きろ。そのかわり後悔はするな。後悔するなら最初からやるな。」
「長生きできたって、ぐうたら生きては意味がない。やるべきことをやれば死んでも悔いはない。そういうふうに自分の信念を貫くほうが大事。達成すべき夢や目標があるから人は生まれて来たんだ。」
「失敗しようが成功しようが自分の責任。人のせいには出来ない。志というのはそういうもの。だから人の志で動いてはいけない。自分の志、信念で動け。」
「人は、限りある命だからこそ頑張れる。生命体の寿命には限りがある。だからこそ力の限り生きて、満足して死ぬことができる。それが楽しい人生でしょう。」
昭和53年(1978年)に発売された、松本先生の直筆サイン入り「宇宙戦艦ヤマト全記録」
当時、3万円もした豪華本です。
平成29年(2017年)に行われた「松本零士の世界展」