忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

すてきなプレゼント

2013-05-22 00:52:46 | 日記
我が家に昨日、素敵なプレゼントが届きました

友人の沙於里さんが、「歩」の作品をくださったのです。

早速玄関に飾りました。



この作品は、昨年末横浜市民ギャラリーあざみ野で開催した、「2012書TEN―翔―」に出品された作品。

「歩」という文字を50種類書かれたうちの一つです。

色々に表現された「歩」を一堂に拝見するのは圧巻でしたが、

こうして一作のみ飾らせていただくと、この作品がすごく輝いて見え、

「懸命に人生歩いて行こうよ」とメッセージをいただいているようです

我が家の玄関には、ピクチャーレールがあり、ミニギャラリーになっています。

これまで、私の拙作ばかり飾っていたのですが、

やっとしっくりくる作品が飾れました


願 い

2013-05-21 11:09:45 | 言葉
雨上がりで湿度の高い朝。

今日は30度ぐらいまで、気温が上がるそうです。



「願」

「願」という文字の部首は「頁」で「おおがい」といいます。
これは、「貝」の文字に似ていることから名付けられ、
「頁」は人の頭が強調して描かれ、頭や首から上を表します


「願」の「原」は水が湧き出る丸い穴とされ、丸を表します。

従って「願」は、丸い頭。
これはひたすら真面目に考えることを表し、
「ねがう」という意味が生まれたそうです。

私の頭も顔も、無茶苦茶マルいです。

真面目に一生懸命考えています。

大切な人々のために、私に何ができるのか



あなたに幸せであってほしい、
私の願いです 

一文字臨書

2013-05-20 01:13:09 | 教室
書を楽しむ麗川会、4月末締め切りの課題、
「一文字臨書」

各自好きな古典法帖から一文字を選び、
半紙に臨書しました。

比較的取り組み易い課題だったので、
ハイレベルな作品の提出がありました。

そのうち、2点を紹介します。



中国の清時代の書家、趙子謙の行書 「我愛晩風四條屏」より「華」
杉田の教室に通われるKさんの作品です。

ここ数年、趙子謙の楷書・行書を主に書かれています。
来る7月には、豪華客船で世界旅行に行かれるとのことで
もう現日書展の出品作品は出来上がっています。

とことん書かれた作品の中の一文字なので、
趙子謙の隷書風な起筆の特徴をよく捉え、
中心の縦画を渇筆で長く、右に傾け、
下の空間を活かす作品構成です





平安時代 三筆の一人 橘逸勢の「伊都内親王願文」より「真」
阪東橋に通われるSさんの作品です。

昨年まで長い期間「伊都内親王願文」を勉強されていました。

繊細華麗な筆使い、遅速緩急、強弱、太細の特徴をよく捉え、
リズムに乗った大胆さが魅力です

Sさんは、麗川会に入会されて、20年近くになります。
最近は少字数の創作に挑戦されています。

「手本がないと書けない」と創作に尻込みをする麗川会のメンバーが多い中、
一番前向きに取り組まれていると私は高く評価しています



現日会 研修会

2013-05-18 21:07:25 | 書道
先日、現日書展へのご出品のお誘いをしましたが、

今日は、その8月に行われる現日書展の下見を主な目的とする

研修会が行われました。

会場は、南浦和の鵞毛堂錬成会場です。

10時からの開始で、朝7時30分に自宅を出て、

電車を乗り継ぎ向かいました

毎年、会場に行くだけでも遠くて大変と思うのですが、

そんなことは口に出していえません。

なぜならば、遠く高知県や岐阜県からお越しになる方がおられるのです。



写真の作品は、岐阜県大垣市から来られたAさんの作品。



正面の壁に作品を貼って幹部の、先生方のご指導をいただきます。

私は今回作品が間に合わず、持参しなかったのですが、

いつもは、作品に対して、手厳しいご指導をいただきます。

今回は、皆さんの作品を見せていただくだけ…

それだけでも、大変勉強になり、

書展に向けて、エネルギー注入。

うううう…力が湧いてきた

現日書展にむけてスタート

2013-05-15 23:09:05 | 教室
あっという間に、5月も半ば。

そろそろ夏の現日書展に向けて、スタートです。

麗川会でも、もうすでに「今年は何を書こうか」と準備を始めています。



阪東橋の教室にいつも来られるYさんの作品です。

中国の唐時代の代表書家、顔真卿の行書作品「祭姪文稿」です。

力感溢れ、それでいて強靭な線質、押し出すような向勢を特徴としています。

安禄山の乱で亡くなった従兄弟を痛む草稿で、顔真卿の激しい感情を表現しなければなりません。

半切に3行を4本の力作です。(作品の並べ方が曲がってしまっています)

Yさんは、お仕事やお孫さんのお世話で忙しいにもかかわらず、

非常に努力家です。

私もその努力に報いたいと、先日作品をお預かりして、添削をしました。

私が添削をすると、ついつい真っ赤っかになってしまうのです。

Yさんには、折角書かれたのに失礼かもしれませんが、

「少しでも良い作品を書いていただくために、たくさん添削をします」

と言って、ご了解をいただきます。

でも、上からなぞっているだけのようで・・・

なかなか激しい感情表現は難しいです。


現日書展は8月初旬に上野の東京都美術館で開催予定です。

どなたでも、ご出品いただけます。

出品要項など関係書類は、現日会事務局宛に請求いただければ、

お送りします。

現日会事務局の連絡先は現日会ホームページをご覧ください。