忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

人間

2013-05-13 12:31:10 | 書道


「人間」

十年ぐらい前に書いた

ガラスコーティングのプレート。

あの頃は、人との関わりに疲れていた。

腹立たしい毎日だった


自分の気持ちが荒れていて、悪人がたくさんいるように感じた。

憎たらしい人もたくさんいた。

精一杯やっているのに、できなかった。

やってもやっても、遅れをとった。

やることなすこと、うまくいかなかった。

人間への怒りがあった。





今、山を乗り越えて、穏やかな道を歩いている。

全ての人が、私の家族のように・・・






線路は続くよ

2013-05-12 21:43:34 | 日記



この線路は、JR横須賀線の線路です。
横須賀線といえば、東京-久里浜間を走り、
古都鎌倉へ行く際によく利用される鉄道です 

その横須賀線は、横須賀-久里浜間が単線なのです。

都心に近い神奈川県に単線がそういえばあったのだ、
と、この線路を見て気がつきました。

今や鉄道は、上下の線路があるのが当たり前。
特急が各停を追い越すために、それ以上に複線化しているものもあり、
エスカレーターだって、上下複数可しているのに、
今どき単線は珍しく、この線路がとても気になります。

のどかで、のんびりとした風情。
ゆっくりと時間が流れているのでしょう。

都会の喧騒に常に戸惑っている私には、どこか懐かしく、
ほっとさせられます。

単線は、他と行き交うこともなく、一本の道を走り続けます。
迷うことなく、ただ只管同じ道を走るのです。

現代はいろいろな選択肢が多く、どちらに進もうか迷ってばかり。
言い訳をしながら、楽な道へ進もうとしています。

脇道にそれずに、周囲に流されず、
一本の信じる道を只管走り続けることが大事。

線路は続くよ、どこまでも ですね。

あれ~久里浜止まりだった・・・









スポットライトは当たらなくても

2013-05-11 21:46:01 | 日記
月初めから、新緑が眩く五月晴れに映える毎日でしたが、

今日は久々に雨が降り、ほっと落ち着いた週末になりました





写真は、先日京浜急行の北久里浜駅、線路脇に咲いていた花です。

調べてみると、「ナガミヒナゲシ」というそうです。

花屋に並んでいる「ヒナゲシ」に似ていたので、仲間かなと思って撮影しました。

しかし、ヒナゲシの色とりどりの豪華さに比べ、色は薄く可憐で繊細。

どちらかというと、繁殖が盛んなので、雑草の部類に属するようです。

脚光を浴びている花もあれば、日陰の存在の花もある。

人間の世界も、そんなものです。

スポットライトが当たらなくても、精一杯生きているのです



スポットライトがいつも当たっていることは、果たしてよいことなのでしようか?

陽の当たるところばかりだと、すぐ枯れてしまう花もあります。

人間も、陽のあたるところばかり歩くより、

日陰での苦労を乗り越えていくことが、心を強くするのでしよう。


今は苦しくても、頑張ってきて良かったと思う時が、きっと来るはずです

諦めなければ、いつか道は開けると思うのです。











第48回 賀墨書展 その3

2013-05-10 01:10:51 | 書展
新緑が美しいこの時期、家にこもっているのが、勿体無い

でも、風邪を治すために、少し静かにしていなければと思ったのですが、

昨日もマスクをしながら、桜木町のお稽古へ。

ゴールデン文具さんの入っているぴおシティというビルで

数日前にボヤがあり、ビル内が煙だらけになってしまったとか 

あちこちが煤けて、それを綺麗にするのに大変なご苦労だったようです。

昨日は、そんなことが起こったとは思えないほど

いつもと変わらぬ、お店の様子でした。




さて、先日の賀墨書展の研究作品「葉」です。



この爽やかな季節のイメージになっているでしょうか?




昨日から、自宅では主人が、

鼻水と咳に苦しみ始めました。

二人で仲良く(?)

ティシュを抱え、ゴホンゴホンです。

家でもバイキンをばらまいてしまいました 







第48回 賀墨書展 その2

2013-05-08 23:49:34 | 書展



一昨日、賀墨書展が無事終了しました。
会期4日間ともに、五月晴れの清々しいお天気に恵まれました。
ご来場いただいた皆様、有難うございました

5月5日(日)には、38歳の横須賀市長もご来場いただき、
「字は下手です」とおっしゃりながら、
芳名帳に立派に記帳してくださいました。





私の師の社中展ですが、
孫弟子として麗川会からも出品させていただき、
Hさんの「枯樹賦」です。

中国の唐時代 三大書家の一人 「ちょ遂良」が若い年代で書いた行書作品。

努力家のHさんが、何度も書かれた快作です






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生憎私は会期中ず~と咳、鼻、喉の痛み、少し発熱と
風邪の症状で…
マスクをかけていたのですが、
会期が進むにつれて、
マスク姿の出品者が何人か増え、
「あれ。。。私がバイキンをばらまいているのかしら?」

「バカじゃないことの証明よ」と
悔しまぎれのマスク同盟が出来ていました

熱と喉の痛みはよくなったのですが、
まだ、咳と鼻がズルズル。
ティッシュの箱を抱えています。