2007.03.07(水)
出羽桜酒造(株)…山形県天童市一日町1-4-6
将棋の町として有名な「山形県天童市」の地酒というより,東北一人気のある酒蔵といっても過言ではないでしょう…市販の「吟醸酒」をいち早く売り出し,「出羽桜」のお酒を飲んで日本酒のファンになった人も多いといわれています…
蔵の創業は1894年(明治26年)…酒銘は旧国名の「出羽」と天童市中央の舞鶴山にみごとな花を咲かせる「桜」を合わせて命名…松尾芭蕉の句「閑かさや岩にしみいる蝉の声」で有名な立石寺付近を流れる「立谷川」の伏流水で仕込まれています…
出羽桜は,地元の蔵人が,地元の米と水で造り,地元の人に飲んでもらう地の酒であることを命じ続けてきました…東京農大ダイヤモンド賞,全国鑑評会で金賞受賞を重ねるなど各種鑑評会入賞の常連です…
出羽桜酒造の数多いヒット商品の中でも,お薦めのお酒は何といっても…
出羽桜大吟醸「雪漫々」(ゆきまんまん)でしょう…
「雪漫々」とは,禅の言葉より由来しています…出羽桜大吟醸の二年古酒…大吟醸の「馥郁」(ふくいく)とした「ほのかな香り」と,豊に熟れた味わいが特徴です…美しく華やかな香りが楽しめ,甘味を感じつつサラリと切れる非常に上品な酒です…すぐに飲んでしまう前に,是非一度香りを楽しんでください…フルーティで甘い香りが楽しめるはずです…口当たりも優しく,全体的な味わいとしては辛口ではあるのですが,やや米の甘味も感じられます…あまり清酒に親しまれない方でも十二分に美味しさが伝わる超人気清酒です…