空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

エル・グレコ展

2013-02-16 20:56:30 | 出かけてみた
東京上野・東京都美術館へ。

エル・グレコ、といえばやっぱり宗教画。
と思っていたら、初期のころには肖像画をたくさん描いていたのでした。

“修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像”や
“白貂の毛皮をまとう貴婦人”などを見ると
眼力の強さにびっくりする。
そして、どこから見てもずっと視点が合っているような感じ。

目に見えるものと見えないものを同じキャンバスの上に表現すること。

宗教画のこと。

建築家としても活躍していたこと。


知らないことがたくさんなのでした。


彼の描く聖人や宗教に携わる人たちは、みな痩身。
そして探求心が表情に現れているよう。
見ているうちに、なにかをモノにしたいとおもったら、
ある程度、ほかのものを整理して、一生懸命打ち込んでみる、というのも必要なんだろうな。
ま、宗教は・・・・今のところごめんなさい、だけど。



平日の昼間にも関わらず、多くの人が訪れていました。
それにしてもお年を召したかたが多いな・・・と列の最後尾についたら
どうも、「盆栽展」の列だったらしく(^_^;)

それと、食い入るように絵を鑑賞していたのは確かなのだけど
エル・グレコが、その絵をおさめる教会自体の建築をも手掛けた、という話のあたりから
額縁にも目がいきはじめ・・・
美術館・・・額縁・・・額縁のように、ほかの人を引き立てる歌声・・・なんていう連想ゲームが始まり
彼の声はコレだろ!という額縁を見つけていきなり笑い始めてしまいまして。
同行してた友人の怪訝そうな顔ったらなかった。
説明したら、大笑いしてくれた

久しぶりに会った友人と美術館。
なかなか素敵でした。(続く)


2月26日にはBS日テレ“ぶらぶら美術・博物館”でエル・グレコ展が取り上げられるそうです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちいさなてしごと | トップ | ひとめぼれ »

コメントを投稿

出かけてみた」カテゴリの最新記事