『ジヴェルニーの食卓』原田マハ を読む。
私が美術が苦手だったのはたぶん、
ゴッホの何かの絵をみて、いいなと思ったものの、
かの有名な耳事件のことを何かで知って
画家って(というか、芸術家と呼ばれる人全般)、
普通の人と違った狂気みたいなものを持っているんだ、
そういう人でないと、すさまじい絵って描けないんだ
絵に見入っていて、その世界に取り込まれたらどうしよう…
(それは困るので距離を置くべきだ)
みたいな考えが働いた…ような気がする。
ちょっと感受性が強すぎた💦
本を読めば必ずその本の中に入ったかのような夢を見たし
演奏会の場面を観れば、その場に自分が立って、
しかもそこにいるのはありのままの自分だから
「ここで何かしろと言われても…何もできない」と背筋が凍るような恐怖を覚える夢を見たし
ゴジラなんか見た日には、「ぎゃーーーー!」といって飛び起きたり…
(いまだにゴジラはみたことがない)
今の歳になってみると、
彼らの人生を垣間見たり、片りんを知ったとしても
そこまで「吸い込まれる」ようなことはなくなったので
展覧会をみに行けるようになったのだな。
この本に出てくる、マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホにしても、モネにしても…
みんななんて魅力的に描かれていることか。
心に残ったのは
行くべきところへお行きなさい
あなたがいちばん行きたいところへ
という言葉。
おりしもopal毛糸ではモネシリーズ発売中。
ゴッホシリーズももう一度入手したいし…モネも欲しいなぁ…
と考えているうちにどんどん売り切れになった💦💦
でもちょっと遠い?