空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

学ぶということ

2019-09-04 23:28:42 | 奏でる
お友達からいただいたコメントより派生して。

そういえば最近録画されていたものの中に
藝大を扱ったものがあったじゃないか?
と引っ張り出してみた。

最近のレコーダーは勝手におすすめ番組を録画してくれるからね…
おかげでいつの間にか空き容量が減っていて
ビックリすることあるけどね…
私にお勧めされるのは「音楽」「旅」「バラエティ」
なんで「バラエティ」なのか。納得できない…

ピアノ、声楽、バイオリン。
このあたりはメジャーどころですよね。
楽器側からすると「声楽の人は、短時間しか練習しない!」
確かに。
声が楽器の方は、一日1時間くらいだとか。
かたや楽器のほうは、7~8時間とかね。

「でもね、歌はやっぱり外国の言語で歌うでしょ。
練習していない時間に語学学校に通ったりしているので
そんなに暇にしているわけじゃない」(人によるけど)って。
語学に堪能なお友達が、「この人の発音はきれい」とときどき言うけれど
それも努力のたまものなんだよねぇ。
「それにね、部屋借りるの大変なんですよ」って。
不動産屋では、不可ランキングみたいなのがあって
貸せない1位は「打楽器」。音とともに振動も伝わるから。
2位がなんと「鍛えられた歌」だって。
「鍛えられた」ってところがネックで、
声楽科の歌は「鍛えられた」に分類されるんだそう。
3位が「金管楽器」だとか。
トランペットよりも敬遠される「声楽」!!
びっくりだ。

それぞれ大変ね…

同じ科に何十人もいるところは、この先生に習いたいから、と入学して
その先生に教えてもらう…っていうのはわかるけど
「古楽科リコーダー専攻」なんてことになると
確か今は学生がいない?くらいになっているようなことをきいた。
「本当にね、衰退だよ。これは日本だけの傾向じゃなくって、
海外でもそうだっていうから、危機的だよね」
と先生がおっしゃっていた。
「本当はリコーダー科ぐらいあっていいのに」って。

先生先生、今現在だれも専攻している人がいなくても(科が存在していなくても)、
「リコーダーやりたいです」って思ったら藝大受験できるんですか?
「できるよ」
え、じゃあじゃあ、それでひとり「リコーダー専攻」って人が入学したら
カリキュラムとかってどうなるんですか?
だれが教えてくださるんですか?
「それは先生を呼んでくるんだよ」
ええ? じゃあ、学生側が「この先生に習いたいです」って言ったら?
「呼んでくるんだよ」
ええ?? 学生が先生を選んで? 呼んでくれるんですか?
え、それで先生も呼ばれて(藝大へ)? そんなシステムなんですか?
「まあ、そんな感じ」
って…。
いろいろ端折って、どこまで本気で答えてくださってるか
若干わからないけれど。

全般について学ぶ、ということなので
多岐にわたって学べるそうです。
本の中で「考古学者」と表現されていた通り
今の楽譜に慣れた身としては
あの難解な古い楽譜とにらめっこの日々だとしたら若干辛い…💦
が、現代曲の楽譜の複雑怪奇さといったら、また違う意味で悩むなぁ…



他の番組で、鼓の人間国宝の方のお話を聞いたのだけれど
(鼓で Take Fiveを演奏していて、そりゃあもう、カッコよかった!)
「古典は、今度コンサートでやるから練習するとかではなくて
自分の体の中にしみこませるくらいやっておいて、
そのうえで、新しいものをどう表現していくかです」
っておっしゃっていて
基本を学ぶということの大切さを教えてくださっているのだなと思いました。

直接関連していないことであったとしても
自分の中に蓄積していくことが意味があることもあるし
関連しているのであればなおさら、なんだろうな。
ずっと学び続ける、ということを考えさせられます。

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