さて、なぜでしょう？

あいかわらず、どっさどっさと本を紹介されています。


こんな経験ありませんか？
「あることに興味を持つ。
するとなぜか次々に関連するものに出会うようになる」

アンテナが張られらから、っていういいかたをする人もいるし
神秘の力が背後に働いたから、とか
そういうめぐりあわせの星を持ってる、人もいるのかな。
ユング学派だと“同時性の法則”（超自然的な作用によって
似たような時間帯に似たような事件が連続して起こること）なんてのもあるらしい。


私がおススメされたのは
なんでおススメなんだか、ちっともわからないのだけど
『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます！』
『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています！』（ともに小林朋道　築地書館）
という本。

鳥取環境大学、という大学で、人間動物行動学を研究している教授の書かれた本です。
いろんな事例をあげながら、ごく平易な文章で
おもしろいエピソード満載なのです。

このかたの考え方だと、先ほどの例は
「人間の脳の“癖”が関係していた」と考えられるんだそう。
「自然界で、ある出来事が起こると、その出来事に関連した事象に対する脳の反応が増大する」んだって。

大学にヤギ部を作ったり
半分単なる思い付きだろう？っていうようなことも
ちゃんと研究材料として下調べしたり、課題提示してる。
そういう風に持っていくのかぁ・・・と感心する。

研究者って地道な努力＆体力勝負してるんだなって感じたり
その研究、やってみたいぞ！（若かったらね）と思ったり。

動物の行動と人間の行動、
ちがっているようで共通点も多いんだねぇ。
そしてやっぱり、おススメされるのには意味があるのかも、とも思う。