空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『アノニム』

2020-07-28 22:44:00 | 本の森

『アノニム』原田マハ を読む。

ジャクソン・ポロックの幻の傑作「ナンバーゼロ」のオークション。
アーティスト希望の高校生。
それに、謎の集団「アニノム」

原田さんの美術系の本、と思って読み始めたら
あらら、ちょっと趣が違う。

ジャクソン・ポロックといえば、
大きなキャンバスに向かって(というか、床に敷いたキャンバスに向かって)、
絵の具缶から直接ドバーっと・・・・・・(表現がよくないですね)。
ドリップ・ペインティングです、はい。
抽象表現だけれども
なにかやはり、勢いとか、あふれ出る何かのうねり?みたいなものを感じる絵ではあるかと。

ある年齢、あるいはある瞬間、特定の人が、
明確な言葉にはできないかもしれないけれど
「!!!」
と感じるものがあるのかもしれない。

アートって奥深いわ・・・と思いました。
おもしろかった。

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