『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ を読む。
世の中には、いくらでも不幸な話があって
不幸な話ほどニュースになって、目に入ってきてしまう。
なるべく良いニュースだけを拾おうと思っても、否応なく。
不幸なものは、事実を知るだけで良くて・・・
必要以上の詳細なことは伝えてくれるな、
憶測であれこれ論じてくれるな・・・と思う。
たくさんの〈親〉たちにリレーされて育った優子。
数奇な運命をたどったけど全然不幸じゃなかった少女の物語。
そんなふうにかかれているのを見て
「恵まれていたんだね」
なんて思うのはまるで
「数奇な運命をたどった人は、大変な経験をしているに違いない」
「それはすなわち、普通とは違うことで、普通と違うのは不幸である」
みたいな考えを持っているよう。
普通ってなんだ。
一般的であれば「幸せ」なのか。
幸せってなんだ。
それぞれの感じ方、考え方で幸せの定義って変わってくるものじゃないの?
人とは違かろうとも
自分を思ってくれる人がいて
支えあって
生きていけたら幸せな気がする。
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