武士の献立

映画「武士の献立」をみる。

監督：朝原雄三
出演：上戸彩
　　　高良健吾
　　　西田敏行
2013年　日本

時は加賀騒動の前後。加賀藩6代藩主・前田吉徳の側室・お貞の方に仕える女中の春は、江戸屋敷で出会った加賀藩台所方・舟木伝内から、彼の息子・安信の嫁にと望まれる。春は一度は断ったが、伝内の熱意に心を打たれ、お貞の方からの助言もあり舟木家への嫁入りを決意する。


包丁侍家の跡取りであっても、まるで才能なさそうな頼りない年下男と再婚

跡取りなら才能あるのか？ってことになると
そりゃあ向き不向きってものがありますわね。
生まれた時からこの職業につくしかない！
と決まっている苦労というのはいかばかりか・・・
とか
オレ次男だし・・・と育ってきたところに
突然の不幸で「キミが跡取りだ」となった場合のこころのもっていきようとか・・・
ううむ、切ない！と思うことも満載。

春の、か弱そうな女性でありながら
食材を求めて地方行脚をする姿は感動モノでした。

なんて大げさな、昔の話、と思う反面
少し前の日本で当たり前とされてきたことが
ここ数十年で大きく変わっているのだなということにも気づく。

意外に楽しめた一本でした。