『緑の庭で寝ころんで』宮下奈都 を読む。
月刊情報誌「fu」連載の4年分のエッセイをまとめたもの。
何も起こらないと言えば、起こらない。
でも、日々というのは小さなことの積み重ねだと思う。
まわり道のほうが遠くまで行ける
うん。確かに。
最近になって子供たちに(私が)言われたこと。
「自分たちが子供の頃、お母さんはとっても頑張っていたと思う。
そんなに頑張らなくてもよかったかもしれないのに」
あらまあ、そんなふうに母のことを思っていたのか。
ううーん、気を張っていたのは確か。
その理由をどう表現していいのかわからず、うやむやにした覚えがあるのだけれど
この本のなかに
幼い子供や赤ん坊を抱えて忘れ物をするとダメージが大きい。
自分が困る分にはまだいいが、うっかりものの母のせいで
子供たちが困るのは不憫だった。
だから彼らが小さい間は忘れ物をしないよう、うっかりしないよう、相当…
というくだりがでてきて、
これだよこれ! と思った。
TSUKEMENのコンサートの話が出てきたり
星野博美さん(作家)のこと、
盛岡の書店へ行った(たぶんさわやさんだろう)こと…
勝手に「そうそう、わかるわかる」と思う。
何かが衰えたとしても、それで不しあわせなわけではない。
少しさびしいけれど、しかたがないと思えたらいい。
能力が衰えた分、きっと育っていくものがあるはずなのだ
そんな言葉をかみしめる。
(若いころ、冗談だと思っていた域に、
自分の能力や行動が達してきたことに愕然とする毎日なのだ)
『とりあえずウミガメのスープを仕込もう』
こちらは月刊誌『ESSE』の人気連載6年半分。
いままで読んできたものと時期が重なっているので、
ところどころデジャヴな感じもする部分もある。
大賞を受賞した私。うれしいはずなのに、がんばらなきゃならないのに、
心細くて怖いのはなぜ? お祝いすら心の重荷になるのはどうして?
心は複雑だねぇ。
うんうん。
うなずきながら
紅茶はこれまでをふるかえるための飲み物
コーヒーはこれからのための飲み物
という言葉を想いながら、
読書をする秋の夜長。
月刊情報誌「fu」連載の4年分のエッセイをまとめたもの。
何も起こらないと言えば、起こらない。
でも、日々というのは小さなことの積み重ねだと思う。
まわり道のほうが遠くまで行ける
うん。確かに。
最近になって子供たちに(私が)言われたこと。
「自分たちが子供の頃、お母さんはとっても頑張っていたと思う。
そんなに頑張らなくてもよかったかもしれないのに」
あらまあ、そんなふうに母のことを思っていたのか。
ううーん、気を張っていたのは確か。
その理由をどう表現していいのかわからず、うやむやにした覚えがあるのだけれど
この本のなかに
幼い子供や赤ん坊を抱えて忘れ物をするとダメージが大きい。
自分が困る分にはまだいいが、うっかりものの母のせいで
子供たちが困るのは不憫だった。
だから彼らが小さい間は忘れ物をしないよう、うっかりしないよう、相当…
というくだりがでてきて、
これだよこれ! と思った。
TSUKEMENのコンサートの話が出てきたり
星野博美さん(作家)のこと、
盛岡の書店へ行った(たぶんさわやさんだろう)こと…
勝手に「そうそう、わかるわかる」と思う。
何かが衰えたとしても、それで不しあわせなわけではない。
少しさびしいけれど、しかたがないと思えたらいい。
能力が衰えた分、きっと育っていくものがあるはずなのだ
そんな言葉をかみしめる。
(若いころ、冗談だと思っていた域に、
自分の能力や行動が達してきたことに愕然とする毎日なのだ)
『とりあえずウミガメのスープを仕込もう』
こちらは月刊誌『ESSE』の人気連載6年半分。
いままで読んできたものと時期が重なっているので、
ところどころデジャヴな感じもする部分もある。
大賞を受賞した私。うれしいはずなのに、がんばらなきゃならないのに、
心細くて怖いのはなぜ? お祝いすら心の重荷になるのはどうして?
心は複雑だねぇ。
うんうん。
うなずきながら
紅茶はこれまでをふるかえるための飲み物
コーヒーはこれからのための飲み物
という言葉を想いながら、
読書をする秋の夜長。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます