空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『火花』

2016-01-18 22:11:39 | 本の森
『火花』又吉直樹 を読む。

言わずと知れた、直木賞受賞作。
友達のご好意で、読むことができました。

お笑い芸人二人。
奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。
笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。
彼らの人生はどう変転していくのか。
人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!
「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。



神谷の天才さが、ああ、私には今一歩しっくりこない。
徳永の人間性のほうが理解できるよ・・・。

お笑いの世界をお笑い芸人が描くっていうのは
どこかしら、著者自身が現れてるところがあるんだろうか、と
つい考えてしまうところも。

半面、なるほどねーと思うことも。
最後のほうでは「正直村と嘘つき村」という名前で伝わる有名ななぞなぞを思い出したり。


次回作はどんなのかな。



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