大きいネコを見たくなるものらしい

「ネコ、見にくる？」と誘ってみた。
「もしほかにも見たいという人がいるなら、一緒にどうぞ」

そしたら２人でやってきた。

知り合ったのは３０年くらい前で、
糸が絡み合うように複雑で
そことそこがつながっているのか！　もあるのだけれど
なかなかうちに来てもらったりすることもないし
頻繁に会うわけでも、まったくない。

それでも声をかけると、まるでブランクがないようにやってきたことに、
なんだかびっくりした。

ほとんど目に見えないような絆でも
ほそーくつながっているものってあるんだな。

みんなそれぞれにネコ飼いさんになっていた。

ビビリな大きいネコはやはりビビリなままだったけれど
それでも少しずつ社交的になっているのがわかる。

ツンとおすましなねえさんネコも
彼女なりに精一杯おもてなししている。
（＝同じ部屋にいて話に加わっている）

日ごろ日中はニンゲンがいない状態で過ごしているから
人慣れしていないだけなのか。


「大きい！」「大きい！」を連発して
「きっとまだまだ大きくなるね」と言われた０歳、5キロ。

「なんか…身軽だね。すっごい軽々動き回るんだね」と言われた３歳。
比べるものがそれぞれが飼っている動物だと
視点が変わるんだな。
（先日きた友人には「おなかタプタプ」って言われたんだけどねｗ）

さも女性は苦手…な雰囲気ダダ出しの旦那がずっとお付き合いしていたのにも驚いたわ。
職場でこんなふうに話しているのか、を垣間見た気がした。

このドでかいネコは、うちに来客を呼び込むためにやってきたのか。


ヒトとのかかわり方。
昔の仲間。
今のともだち。
これから出会う人たち。

私はどこに行くんだろう。