空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『ふたつのしるし』

2018-08-05 21:10:21 | 本の森
『ふたつのしるし』宮下奈都 を読む。


美しい顔を眼鏡で隠し、田舎町で息をひそめるように生きる優等生の遥名。
早くに母を亡くし周囲に貶されてばかりの落ちこぼれの温之。
遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の〝ハル〟。

出会う前までの、ふたりの所在なさ
周囲から浮いている感じが
生きにくかった過去の自分にも当てはまる気がして
心が痛かったのです。

みんな幸せになれますように。


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