友達が上生菓子のことをブログに書いていた頃、
ほしおさんの本は、
美味しくいただきました。
私が読んでいたのがこの本。
ほしおさんの本は、
取っつきやすくはあるし、
すらすら読めるタイプではあるけれども
取り扱っているのが割りと伝統がある奥深いものが多いので
結構読んでいます。
活版印刷のシリーズとか
歴史に根ざしたような町家の話とか
和紙の歴史とか
金継ぎのこととか。
結構知識を得た気がします。
今回の本では、連句が題材。
祖母の通っていた連句の会へ、
祖母亡きあと、祖母のノートに残されていたお菓子(和菓子)を持って挨拶に行く…
というような始まり。
季節の和菓子の、その季節を写しとる繊細さと
連句の言葉を選ぶ、その繊細さ。
日本の言葉って美しいね。
身の回りに目を向けてみたら
今まで見逃していた、
いつもと違う何かに気づけるかもよ。
そんなことを思ったら
自宅で句会(俳句だけどね)を定期的に開いていた
私の祖父母のことを思い出しもした。
すごく言葉を選んで話す人たちだったなあ、なんて。
「俳人はね、見ている視点がちょっと違うんだよ」
という祖父の言葉が急に甦ってきたり。
ビックリだ。
ごめんねおじいちゃん。
孫は言葉選びも拙いまま歳だけ重ねてしまいました。
繋がらなかった知識も山のようにあるのだろうけれど
伝統のよさも少しわかるようになった今、
和菓子を愛でるのもいいかもね。
庭のあじさいが見事に咲いた、という写真を見て
欲しいわ!
と言った方にお裾分けしたら、
お返しに、と渡されたのが和菓子だったという偶然。
【紫陽花】ねりきり製、黒糖あん
【牡丹】ねりきり製、こしあん
【雨上がり】せっぺい、しろあん
(by あん日和さん)
美味しくいただきました。
いろんな繋がりがあるものですね。
お皿、やっぱり??
せっぺい、私も初めて知りました。
こういうつながりでしたか。
雨上がり、かわいいですね。
せっぺいって初めて知りました。
で!同じお皿がうちにもあります