空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

あたしが行ける、いちばん先

2012-09-24 20:03:54 | 本の森
習い事をすることにした、と知人が言う。
「目に見える成果が出るもの、
そして、噂話などに花が咲かない距離間のある習い事がしたくなった」
のだそうだ。

練習したり、稽古するのは楽しいけれど、
そのあと毎回ランチ、とか、手を動かしてはいるけれど口も動くっていうのは
何かとしがらみができそう、と思うんだろうな。
わかる気はする。


→『もうひとつの夏休み』を読んだ。

この本収録の文章が、出典の問題があったからだけど。

バレエを習うことにした、という友達(小6)がいう。
プリマドンナになるためじゃなくて、ただバレエがしたいだけだから。
(中略)
あたしは、あたしが行ける、いちばん先のところまで行けたらそれでいいって思ってる。


きっとそういうことがしたくなったんだろうね。


「すごいなぁ。一歩踏み出すんだね」
そういうと、知人は目を見開いて
「何言ってんの。
あの文章と、あなたを見ていて“やってみよう”と思ったのに」
といった。

真剣に驚いた。

よろよろ、フラフラ、だけど、歩いているように見えているんだ。
見ている人も、いるんだね。

彼女にこの本、渡してみよう。

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2 コメント

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Unknown (March)
2012-09-26 16:42:32
見ている人はいっぱいいますよ~!
私も自分のペースで自分の行けるところまで行きたい。
距離感のある習い事したい!
返信する
>Marchさん (しずく)
2012-09-30 22:44:04
うん、行けるとこまで行ってみたいですね。
チャレンジしたくなる秋です。
返信する

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