空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『明日の子どもたち』

2014-12-20 20:55:02 | 本の森
『明日の子どもたち』有川浩 を読む。

児童養護施設のお話。
時には新米職員の目線で、時には子供の目線で
あるいは経験豊富なベテラン職員の目線で。

こういうものにしてはリアルに描いている気がする。

このテのものを読むと、
同級生や、自分の子供達の友達のこと、思い出してしまう。

私たちも歳をとってきて、
やたらと同窓会をしたがる年齢になってきたというか・・・。
そんなとき、連絡を取るのに苦労をする。

わかりきれない苦労をしていたんだろうな。
連絡は取れなくても、
どこかで元気で過ごしていてほしいなと思う。

ほっとする場所や、いつでも帰れる場所が
(実際には帰らなくても)
あるとないのとでは、ぜんぜん違うと思う。
「日だまり」のような場所が増えてくれたらいいね。
そのためになにか自分が動けているかといったら
動けていないのだけれど。

あんまり湿っぽくならずに読めるのは、さすが有川浩。

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