空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『私の部屋のポプリ』

2014-07-31 21:50:21 | 本の森
『私の部屋のポプリ』熊井明子 を読む。

少し古い本で、以前読んだ本のなかで紹介されているのをみて
当時探してみたけれど見つからず。
それが先日本屋へ行ったら文庫化されて店頭に並んでいた。

古いエッセイって、どうなんだろうなぁ。
でもなんとなく時を超えて出会った本、という気がしたので読んでみた。

あくせく早足で歩きまわって、
遠く遠くどこまでもいけてしまう便利な道具を持つ現代人とは
少し違ったスピードで、
しっかり大地を踏みしめて、背筋を伸ばして自分の足で歩いている人のエッセイ、
だと感じる。
しゃんとした佇まいが文章を通じて伝わってくるみたい。


そんな本の中で心に残った言葉はたくさんあるのだけれど
特に印象深かったのが
「今日は昨日の続きではありませんよ」
という与謝野晶子のことば。


深いです。

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