空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

片道600キロの旅 二日目

2016-12-29 23:29:01 | 出かけてみた
さて、二日目の朝を迎えました。

「ロビーに●時に集合ね!」

このことばを何度も繰り返し、
帰ってきたと思えばすぐ出かけていく若干怪しい黒ずくめの女たち…
ホテルの人はどう思っていたんだろうな。

とにもかくにも、
この日は合計3回ステージに。
短い演奏時間とはいえ、まずは楽器を温めて音合わせをして
ステージの設定やら音響確認やらと、意外と忙しいのです。
演奏場所が吹き抜けであるために、開放的な空間である反面、
音は客席に向かってではなく、上に向かって広がってしまうので
「聴こえない」になりかねないので、特に響きにくかった低音メインでマイクをセッティング。
つまりは自分の前にのみマイク…微妙…

朝一番のステージは8:40~。
というわけで、太陽が昇る前から起きだしていました。
といっても、今は日が昇るの、遅いですしね。
この日の気温は11℃。
とても暖かでした。




時には「ホヤぼーや」がいたり。




手にクリスマスペインティングをしていただいてステージに上がったり。


お昼にはおいしい海鮮どんぶりや




今回の推し魚は「メカ」だったらしく「メカカレー」「メカかつ」だったり…
↓は「メカかつ丼」ですね。




「メカ」の刺身なんて、地元ではあんまり見かけない気がします。
あ、メカとはメカジキのことです。
淡白でありながら、適度に脂がのっている、
「●●に似ている」とは例えようがない、メカはメカなのでした。


日没前ぎりぎりに、前回も登った安波山から街を望む。






どうでしょう。
少しずつですが、茶色い土むき出しだったところに新しい建物が建ち
以前、爪痕が残ったままの建物があった場所が工事中になっていたり、と
少しずつかもしれないけれど
一歩ずつ歩きだしている街です。

今回目についたのは「海と生きる」というメッセージ。
ポスターにもなっていたし、いたるところで発信されているようでした。
前回きたときも感じたことだけれど、ここはまさに「海と生きてきた」「海と生きていく」
「海と生きる」街なのです。

シャークミュージアムの半分は、震災の映像や、震災前の街並みとの比較とか
今を生きる人のメッセージを聴く、みることができます。
ヘッドホンを付けて聴いたメッセージの中には
自分がこの人の立場、経験をしたなら、
もしかしたら震災後5年間を生き続けること、
正気を保つことは難しいんじゃないか…と感じるものもありました。
でも、今を生き、こうして発信しているんだよね。

私にできることは何だろう。
東北の人たちに対して、というよりも
自分はどう生きるべきなんだろう、
なにをするのだろう
「誰かにしてあげること」を探すのではなく
「自分の生きる目的は何だろう」「私は何がしたいんだろう」
そんなことを強く感じる土地でもあります。


まだまだ出かけます♪
夕食はどこがおすすめですか?と地元の方にききまくる。
すると「ぴんぽん」という答えが全員から!
安くておいしい、しかし混んでいる。
「どのあたりにあるのですか?」と聞いているうちに
「聞いてあげる」と電話をかけて、予約いれてくださるなんて
なんてご親切な!!
「とりあえず舟盛りだけ頼んであるから、あとは注文してね」とのこと。
ふなもり…おっかなびっくり。


気仙沼と言えば「Bexi」。私たちのお気に入りの便利屋タクシーさんです。




ぴんぽん。




どーんと出てくるふなもり。



おいしーい!!

すごい勢いであれこれ頼んで、飲んで…
女子の集団としてはたくさん頼んだ?のかな?
「こんなにたくさんありがとう」
と言われた…ww
でも一人2500円くらい。安すぎ!



ん? 気仙沼ちゃん!?(欽ドン!)
懐かしい~!
大島で民宿をされているそうです。
気仙沼ちゃんに相談てww


たらふく食べて飲んで、でもまだ宵の口。
風が強くなってきたものの、散歩。

途中、お気に入りのカフェへ寄る。
前回も2日にわたってお邪魔した、独特の雰囲気のあるシーキャンドルカフェ。
「安波山ブレンド」がおいしいのだ。

「ああ、お帰りなさい」
と出迎えてくれた店主さん。
あまりに自然な対応に、普段もこういうふうにお客さんを迎えているのかな?とも思ったけれど
どうやらはっきり覚えていらした模様。
「今回も演奏で?」
とおっしゃる。
「遠くから、気仙沼のためにありがとう」
とおっしゃっていただき、うれしい限り。

人前に立つのは思いのほか、後になって疲れがでる。
この時はきっとアドレナリンでも出まくっていたんだろう、
疲労感ゼロ。

明日もがんばろう、
「ロビーに●時にね!」
と仲間と別れる。


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5 コメント

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Unknown (peace)
2016-12-30 13:39:22
私にできることは何だろう。
東北の人たちに対して、というよりも
自分はどう生きるべきなんだろう、
なにをするのだろう
「誰かにしてあげること」を探すのではなく
「自分の生きる目的は何だろう」「私は何がしたいんだろう」
そんなことを強く感じる土地でもあります。

私もいつも同じことを、2013年秋にとくに強く考えさせられました。
帰ってきて、まだ仕事もなくてこれからどうするかも決まってなかった同年年末、そんな状況でもどこか熱い気持ちでいたのを思い出します。
どう生きたいのか、生きる目的は…答えは出ないけれど、でも今は「やりたい、行きたい」と思ったならそれに正直に行動してます。
かえって力を頂くばかりで何ができているかもわからなくなる時もあるけど、目標もないけれど、行動を積み重ねた結果が今や未来を作っていると信じてます。

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>peaceさん (しずく)
2016-12-30 21:19:51
そうか、熱い気持ちだったんだね。
走り続けるのもいいと思います!
がんばってね!

そして、似たようなことを感じているってことだね。
返信する
Unknown (まめヤギ)
2017-01-03 23:17:16
ホヤぼーやーーー!カメラを向けられてない時とかの何気ない動きもかわいいんだよねえ…v
ぴんぽんはすばらしい店でした予約してくれた方に感謝!てかよく席とれましたよね、ラッキー♪
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>peaceさん (まめヤギ)
2017-01-03 23:39:47
>「誰かにしてあげること」を探すのではなく
>「自分の生きる目的は何だろう」「私は何がしたいんだろう」

>どう生きたいのか、生きる目的は…答えは出ないけれど、でも今は「やりたい、行きたい」と思ったならそれに正直に行動してます。

目的もなく行き当たりばったりで楽しければいいやーな私ではありますが(^-^;、誰かのためではなく、自分のために行動するっていうのがすごく共感できます。自分のためだけど、それが結果的に他の誰かの役にも立ててたらもっとうれしいなあ…
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>まめヤギさん (しずく)
2017-01-04 20:46:10
ホヤぼーや、なかなかよいキャラでしたよねw
つい目で追ってしまいました。

ぴんぽんは、実にラッキーでした♪
アバウトさが私たちにもピッタリ…あわわw
違います、安くておいしい、バンザイです!
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