トリスタンとイゾルデ

私は名作といわれているものでも取りこぼしているものが多い。
それは本でも、映画でも、音楽でもそう。
題名を言われて、「そういうのがある」ってことを知識として知っていても、
「では内容（もしくはあらすじ）は？」「主人公がさぁ・・・」
となると全然ついていけない。

とっても遅いと思うけれど、最近「知ってた方がもっと楽しめるのに」
と思うようになって、ぼちぼちどうにかしようとあがき中。
全然時間が足りなくて残念なんだけれど。
でも、ちょっとずつでも進化してるんだからいいか。

さて『トリスタンとイゾルデ』も、そのなかの一つ。
ワーグナーの歌劇や、「ロミオとジュリエット」のもとになったとかその程度の知識しかなかった。
映画はまた細部が違った話にはなっていたけれど
（媚薬っていうのがあんまりクローズアップされていなかったし
恋人達は「運命に翻弄される」色が強かったように思う）
映像っていうのは、やっぱり分かりやすい。
イメージの固定化、っていう難点はあるかもしれないけれども。
「スパイダーマン」のハリーの顔がチラチラするから（笑）

なじみの悲恋話の中、マーク王の寛容さは印象的だった。
残された人達はどうやって生きていくんだろう・・・？？
なんてことを考えた。