Rorschachによろしく
シャツに付いた デミグラスソース
慌てて叩きました
シミは滲んで 大きくなって
かなりのパニックです
ジェイゾロフト 離せない僕は
頭が割れそうで
罵声と奇声 吐息ため息
聞こえてくるのです
このシミ何に見えますか?
先生! 女房の顔です
このシミ何に見えますか?
先生! 女房の顔です
このシミ何に見えますか?
先生! 女房の顔なんです!
シャツに落ちた タバコの灰
慌てて払いました
焦げはミルミル 大きくなって
顔面は蒼白です
三半規管 弱い僕は
今にも 吐きそうで
犠牲と自制 心の叫び
溢れてくるのです
この焦げ 何に見えますか?
先生! 馬鹿な上司の顔です
この焦げ何に見えますか?
先生! 愚かな上司の顔です
この焦げ何に見えますか?
先生! 間抜けな上司の顔なんです!
かんだティッシュ開いてみたら
冷めた女房の顔なんです
夜中に天井見上げていたら
怒った上司の顔なんです
変わりゆく雲の形を眺めたら
馬鹿な女房の顔なんです
窓の指紋を拭っていたら
間抜けな上司の顔なんです