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消費の意味

2009-06-20 | 家庭・経済
全国で地域活性化が叫ばれています。
ここ青森も当然のように活性化が言われています。
以前地域振興のためにの記事で書きましたが、地元活性化は結局は経済の問題です。
しかし地元のためになる経済行動をとらせるのは、地元の魅力と地域を愛する気持ちなのだと。

日々の自分の消費には意味があります。
自分にとってではなく、地元やもっと広い世の中の経済に対してです。
何かを買うときには、その金額を受け取る人がいます。
誰が受け取るのか、それはお金を渡した相手だけではありません。
その商品を作った人、運んだ人などがいます。

なるべく地元にお金が流れるような消費を考えて毎日の生活を送るだけで地域活性化には効果があります。
パチンコ産業と北朝鮮の関係はよく言われることですが、日本がパチンコを禁止してしまえば北朝鮮は潰れてしまうという話もあります。

中央資本は地域のお金を中央に持っていってしまいます。
お中元やお歳暮は地元産品の加工品、食事は大手チェーン店ではなく近所の食堂、食材は地場物。
お金が地域から出て行かないような消費を心がけることが大切だと思います。






お小遣いの法則

2009-06-19 | 家庭・経済
子供への小遣いは各家庭でいろいろな決まりごとを作っているようですね。
わが家でも子供の小遣いにはきちんと決まりがあります。
小遣いは、歩合制自己申告応談方式になっています。

小学生になったら基本給とお手伝いの歩合を決め、毎月集計して請求書を書いて提出してもらいます。
基本給は月100円から学年ごとに少しずつ上がっていきます。
歩合はポイント制になっていて、米とぎ1ポイント、洗濯物干し2ポイントなど。
1ポイントの金額は、小学校低学年が20円、中学年が30円など。
お手伝いが上手にできるようになれば金額アップもあります。

金額アップは私から申し出ることはありません。
黙っていると学年が上がった際などに、子供から金額アップの打診をしてきます。
子供の言い分を聞きながら妥当な金額になるように交渉します。
大概は妥当な金額を提示してくるので、交渉もそれほど決裂することはありません。

冬場に積雪の多い日は、近所の一人暮らしや高齢者だけの家の前の除雪をします。
一軒に付き100円と、子供にとっては絶好の稼ぎ時になるような設定にしてあります。
子供たちは勇んで除雪をしに行きますが、近所の方から感謝され、お小遣いを稼げて人のために行動することを学べます。
そしてお金は大切だということも。

親としてもこんなお金の支払い方は嬉しくなるものです。
初めはひらがなで書いていた「せいきゅうしょ」の文字も、今では漢字できちんと書かれています。



公園の鳥たち

2009-06-17 | 青森自然
青森は野鳥の多いところです。
冬場は県内各地に白鳥などの水鳥が渡ってきます。
三沢市の仏沼はラムサール条約登録湿地になりました。
八戸市の蕪島ではちょうど今ウミネコが子育てをしています。
八甲田山や白神山地では、猛禽類やクマゲラが有名です。

街中にも野鳥がやってきます。
わが家の庭に来る野鳥は、シジュウカラ、ツグミ、ヒヨドリ、キジ、コゲラ、エナガなどなど。
あまり詳しくないので知らない鳥もたくさん来ます。
冬場は餌台を設けたり、みかんやリンゴを木に刺しておいたりしています。
青森方面に出かけたので、青森市の公園で餌付けをしているネット繋がりの方に公園の鳥たちを見せていただきました。
スズメは人の暮らす場所を生活の場にしていますが、害鳥として駆除されてきた歴史もあり人にはあまり近づかないものですが、ここでは餌をくれる人を見分けてすぐ近くまでやってきます。
追いかけてきて目を合わせながら餌を要求する姿は、鳥が好きな人にはたまらない魅力です。



動物の写真は苦手ですが、ついカメラを向けてしまいました。
ニュースではスズメの減少についての調査があります。
そういえば私の子供の頃よりスズメが少なくなっているようにも思えます。

家のつくりが営巣に向かなくなっていることも原因の一つのようです。
わが家にはりんご箱がいくつかあるので、これを利用して庭に巣箱を掛けてみようと考えています。
来年は鳥の子育てを間近に観察できるかもしれません。

スズメ 国内生息数、半世紀前の1割に 全国調査で判明(毎日新聞) - Yahoo!ニュース





ガーデナーのメッカ

2009-06-17 | ガーデニング
ちょっとお店の紹介を。
園芸植物を扱う「土土舎花花舎」です。



青森県内で園芸植物を入手するとなると、どうしても通販になってしまいます。
人口からして専門的なお店も少ないと感じていたのですが、先日お庭を見せていただいた方に紹介してもらったこの園芸店は数少ない、ガーデナーを呻らせる園芸店です。
早速見に行ってきましたが、見るだけのつもりがついついたくさん買い込んでしまい、どこに植えるか悩みの種になりました。
斑入り種、黄葉、銅葉などの品種や宿根草中心の品揃えはイングリッシュガーデン系の庭に最適です。

平日にもかかわらず次々と訪れる客が、店主の説明やアドバイスを聞きながら花を買っていきます。
ここに来る人は花好きばかり。
知らない人とも話が通じる不思議な空間でした。

場所は青森空港から浪岡に向かって数キロの左側。
見本園もあって眺めているだけでも楽しめます。







未来を見通す目

2009-06-16 | book

ロハスの思考 福岡伸一著

2006年初版の本ですが、気になって読んでみました。
当時狂牛病で騒がれていたのを思い出したのですが、最近のニュースでもありました。
(5/28)国産牛のBSE検査緩和、厚労・農水省検討 米産輸入対象拡大も
自殺者まで出したBSE騒動ですが、今では関連記事の扱いも小さくなり話題に上がることも少なくなりました。
そうしたなか、輸入拡大は徐々に始まろうとしています。

BSE騒動は変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の恐ろしさとともに、草食動物に肉を食べさせる人為操作のおぞましさが人々の恐怖感を刺激したと感じています。
日本で発生した狂牛病は感染ルートの特定が完全ではなかったと記憶していますが、時間が過ぎることで恐怖心と共に用心さも薄れているようです。
BSEのニュースを見ながらいろいろ考えていた頃の自分を思い出しました。

この本では最後に5人の方との対談があるのですが、この内容が2009年現在の状況をぴたりと言い当てているので吃驚してしまいます。
ロハスは自然の循環の中で生きることだという思考の立て方から導き出される答えは、何か大切なものを言い当てているのだと感じます。






穢す その美しい言葉の響き

2009-06-15 | 環境

続 言霊 ~「言葉」を穢す~

この記事にとても反応してしまったのですが、まず 「穢す」という言葉が美しいなと。
日本語の中で普段は使われない言葉があります。

だいぶ前に料理の味について「淡い」という表現を使われたことがありました。
塩味の事ですが、普通 「薄い」 という表現になると思っていたのですが、それもありかなと妙に納得してしまった記憶でした。
これを聞いたのは沖縄で、建築現場で働く人がラーメンを食べて言った一言でした。
沖縄方言で「あふぁい」と。
初めはよく分からず頭の中で似た言葉を検索していましたが、「あふぁい」と「淡い」がイコールであると気がついたとき、万葉の言葉を今に残す沖縄文化の偉大さに頭の下がる思いがしました。


私が穢したいのは 「エコ」 という言葉です。
右も左もエコという言葉だけで思考停止に陥っています。
「これはエコです」と言われると無条件に受け入れてしまうその反応が間違いだと。

「リサイクル」 これも耳に響きの良い言葉になっていますが、リサイクルできるから良いとは言えません。
リサイクルするためのエネルギーが必要だからです。
ペットボトルのリサイクルではすでに省資源の意味から破綻していると以前にECOという名の消費で書いたのですが、この言葉は強力に人の意識に作用しているようなので、これからも書かなくてはいけないのだと感じています。




要求する生き物

2009-06-14 | 人間心理
友人の話を聞きながら、いろいろ考えさせられることがありました。
元の話は交際を始めたら、相手の男性から
「料理を作って欲しい」
「もっと教養をつけて欲しい」
「自分の専門の事も理解して欲しい」
「自分の夢についてきて欲しい」
「テニスを一緒にして欲しい」
「痩せて欲しい」
などなどの要求をされるようになったというものです。

そういえば女性と話していて、主人が(彼が)こうして欲しいと言うから、というフレーズはよく聞きます。
パートナー以外の人間関係でこのような要求を受けることはほとんどありません。
相手にも好みや希望があって、考え方や行動を押し付けることなどしないのが普通です。

ところがパートナーには当たり前のようにしています。
同居するのでしたら生活上のルールを持たなければいけないので、そういう意味のことなら分かりますが、人のあり方に関わることまで要求するのには少し違和感を持ちます。

今までの私の見聞からは、男性は自分好みの女性にしたいようで、女性は自分との関係についての希望が多いようです。
あくまで私が感じていることなので、本当はどうなのか分からないのですが。



話をしてくれた友人は 「もう冷めた」 と。
ネットでも気持ちの冷める時の話題はよくありますね。
百年の恋も一気に冷める瞬間。

写真は二人静(フタリシズカ)の花。






八戸公園 バラ展

2009-06-13 | 青森イベント
午後から時間ができたので急遽八戸に。
八戸公園管理棟で明日14日まで開催しているバラ展を見るためでした。
バラは品種も多く、名前が書いてなければほとんど分かりません。
こんな機会に花の名前も少し覚えられます。





公園内のバラ園でもバラが咲き始めています。
天気のいい土曜日の午後、バラ園には何組かがバラを楽しむために来ていました。
バラ展は明日の日曜までですが、バラ園はこれから見頃を迎えます。




人は感動を求める

2009-06-12 | ニュース
Cliburn 2009 Nobuyuki Tsujii You Tubeより

バン・クライバーン国際ピアノコンクールで盲目の辻井伸行さんが優勝

少し前、You Tubeではポール・ボッツやスーザン・ボイルの歌声が話題になっていました。
素晴しい歌に感動した方も多いと思います。
今話題なのはこちらでしょう。

純粋に演奏も素晴しく、これを生で聴いていた方は感動したのでしょうね。
さらに全盲というハンデがあることが感動を大きなものにしているようです。

心が震えるような感動は滅多にできることではありません。
先程から何度も聴きなおしていますが、もう書くことも思い浮かばなくなってしまいました。









ステキな出会い

2009-06-11 | ガーデニング
ふとしたことからあるお宅を訪ねて、お庭を見せてもらいました。
いろいろとお話をしてみると、植物の知識や好み、考え方まで自分と似ていてびっくりしました。
花の話から話題はあちこちへととび、たくさんの情報交換ができました。
再訪の約束までして次の訪問が楽しみになっています。

文章が書く人の個性を見事に現すように、庭も造る人の個性を現します。
どのような美意識を持ち、何に夢を感じているか。
植物への愛情や知識、自然に対する理解まで。
そしてその人が庭作りをとても楽しんでいることも。

10㎏近くある英語版の園芸植物図鑑を買い込み、辞書を片手に毎日読み続けていた以前の情熱はもうなくなってしまいましたが、植物と触れ合う楽しみは今も同じです。
植物に恋する気持ちは同じ経験の持ち主を見分けさせてくれます。

私の育てている一番良い品種を差し上げましょうと言うと、相手の方もプレゼントを提示してくれました。
それはとても珍しく高価なものであるのが分かります。
植物名だけで気持ちが伝わる不思議な時間でした。