人間の使命は生産ではなく浪費である

2024年終了、引続きこの番組はHOLDOUT、Hello Mr.Channelの提供でお送り致します。

Angry / The Rolling Stones

2023年11月05日 20時59分46秒 | ACBDEFG
いや本当に嘘でしょって話ですよ。嫌味とかでなく期待していなかったんですよ。

第52回 The Rolling Stones 『Hackney Diamonds

リードシングル、Angryって今でも頭の中でメロディが鳴り響いているんすね。



各フレーズは間違いなくキースでありロニーなんですけど、音が非常に現在っぽい。
そんでいつになく曲のスケールがアリーナロックで、キレがあって、凄く瑞々しい。
このあたり、採用した今回のプロデューサー、バリバリの若手というかトレンド感が凄いです。
素直な感想で言うならば、some girlsやtattoo youを感じつつ、sticky fingersの最新版ってとこでしょうか。
ただ最後のカバーがここで来るかって感じですし、11曲目はshine a lightを感じて、これがまたヤバい。



それこそ前作のビガーバンも結構好きだったんですけど、今作は軽く超えてきましたね。てか18年前なのか…
ドラムがなんとなくチャーリーじゃない感じがあって、寂しさも感じるんですけど、湿っぽさは無いんですよね。
A面なんて冗談抜きに捨て曲が無いですし、B面なんて頭の2曲でチャーリーが叩くとか泣けるじゃないですか。
マジでパフォーマンスまでしているから信じられない。これは来日あるなら行かないとマズい。

本当に強いて難癖付けるならば、曲が全体的に少し長いかなってとこくらい。
そもそもコロナ挟んで作っていたとか、それだけでも勇気づけられますから。

客演も前例が無いレベルで豪華で、4曲目でポールがベースを弾き、8曲目はビルワイマンなんですよね…
そんで狙ったかのようにビートルズも最後の曲がリリースされましたね。感情が揺さぶられて感想もクソも無いです。



先日のバクチクの件もそうですし、このビートルズの最後もそうですし、奇跡としか言いようが無いです。
技術とか努力なんて、いちいちここで言わずもですけど、そんなレベルを超越した運と言うか、やっぱ奇跡ですよね。
これに刺激を受けない方が如何かしてる。自分はまだまだ、目先の2枚目を作り切ります。先ずはね。
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The1975 / The1975

2023年04月29日 20時56分50秒 | ACBDEFG
長らく自分のNo. 1アーティストはU2だったのですが、遂に彼らに並ぶアーティストになってしまったかもしれないです。

第51回 The1975 『BEING FUNNY IN A FOREIGN LANGUAGE

きっとパフォーマンスの素晴らしさって意味では先日のアークティックと同じで本当に素晴らしかったんですよ。
そして両者ともに昔からずっとバンドである姿をとても大事にしている姿も共通していて、そこにも胸を打たれて。
その上で更に1975にはU2同様、きっとライブで何度でも感動してしまう曲が複数あることに今回気付かされました。



この曲、ライブでは初めてだったのですが、このBRITでのパフォーマンスはずっと観ていただけに、
その姿や演奏を味わえ、自分は東京初日でしたが、横浜ではまんまBRITのようなパフォーマンスもあったようですし。

てかサマソニでしか観たことなかったんですよね。単独が初めてであることに気付いて、なんだかモードは別物に感じました。
少なくとも音の聞こえ方は去年のサマソニとは別物で、あの時より各曲の説得力は高まっていましたし、
つくづくライブは体感するものだと思い知らされました。



マッティー自身もアークティックの硬派なそれとはまた異なるロックスター然を見せてくれたのも最高でした。
ごった煮の音楽性もさることながら、その不安定さや何かペルソナを演じる姿は自分がロックへ求める全てが体現されていました。
デヴィッドボウイとイアンカーティスとトムヨークが混在しているわけで、そこからマッティのパーソナリティが漏れてきたら、
もうそれは皆んな愛さずにはいられないわけで。

これまでもThe Soundでは毎回揺れてきましたが、今回の揺れは過去最高だったことを想うと、それは死ぬほど美しかった瞬間でした。
あと最後に一点反省がありまして、最近スケジュール合わせるのが億劫で1人でライブへ行きがちなんですけど、駄目ですね。
誰かと共に共有しないといけないと反省しました。

忘れてましたけど、今作で最も聴きたかったのはこの曲だったかもしれません。
今回のツアー、欧州編ではこの曲でスタートしており、またセット含め、そっちも観たかった想いも少なからずで。


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not strong enough / boygenius

2023年04月23日 19時58分50秒 | ACBDEFG
クラプトンのライブへ行ってきたんですよ。
未だ生で観たことが無く、早く観ておかねばと思い行ったのですが、想像以上の現役感に圧倒され、
改めて彼の功績を振り返った時に初期の数々のスーパーグループ時代のイメージが強いことに気付かされたんですよね。
加えて以降のソロのキャリアをちゃんと捉えていなかったことも痛感しましたし。



スーパーグループと言いながら、そのキャリアをクラプトンのものとして捉えられている点も本人の意向は別として凄いなと。
言い方悪いですけど、所謂スーパーグループで良かった試しが無いのが通例と思っていましたが、そんな中で大名盤が来ました。

第50回 boygenius 『the record [12 inch Analog]

彼女たちこそ現在のUSインディー界のスーパーグループであることは間違いないですが、
そんな枕詞は関係なく、個人的に年間ベストクラスの作品であり、一部の曲は数年レベルで素晴らしい曲だと思っています。
もちろん個々のメンバーは知ってはいましたが、強くハマっていた感じではありませんでしたし、
なんなら前作のEPも良い感じだな程度の印象でしたが今作、一聴で持っていかれましたね。

歌詞を読み込まずとも、様々な感情による痛さが伝わり、凄く自然に身体へ染み込んでいきました。
個々の作品ではそこまでへ至らなかった中、仲間が揃って更にそれ以上の作品が生まれるとは、これこそがスーパーグループ。



そんなわけでコーチェラでのパフォーマンスも楽しみにしていて、ようやく二週目で観れたのですが、
しっかりとインディーしながらも、90sオルタナ味やアメリカンロックのど真ん中を鳴らしている感じが最高でした。
最後にメンバーで抱き合うシーンとか感動しましたもんね。
クラプトンのスーパーバンド時代を引き合いに出しましたが、ライブからすればfleetwood macでした完全に。

そう思うと彼女たちはスーパーグループと言いながらも、バンドとしての一体感が凄くて、
例のNirvanaのオマージュも伊達じゃないなって感じでした。
言ってしまえばNirvanaだってカートが居てデイブが居て、結果としてスーパーバンドですもんね。



てかライブレビュー書いてみたり、画像も貼り付けてみたりって、学生時代のブログかって。
そしてここでのレビュー50回目でした。ブログの期間を考えれば相当に遅いですけど、それでも節目ってことで。
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Body Paint / Arctic Monkeys

2023年03月12日 23時21分38秒 | ACBDEFG
定点観測というか、毎年決まった時期に見ていると、変わっていない。
そんな風に言われることも多いと思います。しかし本当にそうなのか。
今回はレビューの形式を取っていますが、ライブの感想です。

第49回 arctic monkeys 『The Car

彼らの来日は下手したら初来日以外は全て観ているんじゃないかな。ただ単独は3rdの武道館以来?
ライブ自体はAM期以来で、それ以降のモードが好きで気になっていただけに期待大でした。

1、Sculptures of Anything Goes
2、Brianstorm
3、Snap Out of It
4、Crying Lightning
5、Don't Sit Down 'Cause I've Moved Your Chair
6、Why'd You Only Call Me When You're High?
7、Four Out of Five (New arrangement)
8、Arabella (With War Pigs outro)
9、From the Ritz to the Rubble
10、Cornerstone
11、There'd Better Be a Mirrorball
12、Do I Wanna Know?
13、Do Me a Favour
14、One Point Perspective
15、Teddy Picker
16、Pretty Visitors
17、I Bet You Look Good on the Dancefloor
18、Body Paint
Encore:
19、Big Ideas
20、505 (New arrangement)
21、R U Mine?



何故彼らを聴き続けているのか、それは上のツイートが全てですね。
そしてパフォーマンスは現在進行形のロックバンド然たる姿、これ以上ないくらいに見せてくれました。

過去曲も現在の世界観へカスタマイズもされ、完全にライブ盤のタイミングですし、
イーグルスやマック、ここにサバスが加わり、それが70年代のアメリカ映画から飛び出してきたような今のモード、
正直もっともっと評価されるべきですね。



この曲、ビートルズとは思っていましたが、クイーンでもありました。
ライブを目の当たりにして、本当に大事な曲なんだと、ようやく理解出来ました。

良いか悪いかじゃなくて、そもそもその変化に気付けるのか、
古いのはロックではなく、所謂ロック感なんでしょうし、
変化なんて気付くような時には、きっと遥か遠くに到達した時なんですね。
てかそれじゃ駄目ですよね。ちゃんと視えてますか、観てますかって。
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3/11

2023年03月11日 17時45分24秒 | 駄文
12年って凄いですね。一回りですもんね。
個人的には環境が激変した1年だったので、当時のことは今でも鮮明に覚えているのですが、
今年は当時を振り返ってみました、音楽面で。

何年か前にも触れた通り、strokes復活のイメージが強く記憶に残っていましたが、suck it and see。
確かにこのタイミングでしたね。思い返せばこの年のフジも凄かった。大雨の中のcoldplayと共に。


今改めて彼らの前後の音楽性から振り返ると、なんなら浮いているように見える1枚。
個人的には凄く好きな作品なのですが、どうも印象が薄く、最も存在感が無い印象も。
実は明日、とんでもない振りに単独公演へ行ってきます。
この作品から演奏される可能性は低そうですが、現在のモードが気になっていたので楽しみです。


一方で自分たちはと言うと、前のアルバムでは12年前から始まってバンドとしての1つ区切りまでを反映。
今回はその続きについて次のアルバムを作っています。本当に早くリリースしたい気持ちでいっぱいです。
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