朝からすみません。しかし黙っていられませんでした。
以下、カメルーン戦勝利に思う日本サッカーの未来(6月15日Sportiva)から引用
身体的な強さをはじめ、選手個々の能力に優れたカメルーンを相手に、日本がまともに打ち合ったのでは分が悪い。この試合に勝つためには、“試合を動かさない”ことが重要だったのだ。
<中略>
カメルーンの不甲斐なさに助けられた面が大きいとはいえ、終始静かなまま時計の針を進めることに成功した。確かに、日本の狙いがうまくハマった試合であり、しかも、これが自国開催以外のワールドカップで挙げる、初めての勝利である。
とはいえ、この試合の評価は、どこに軸足を置くかで大きく変わってしまう。
岡田監督が就任以来、強豪相手でもポゼッションで圧倒するようなサッカーを目指してきたはずなのに、大会直前になって突如、超現実的なサッカーへと方針変更。つまり、これまでの過程で抱いていたものを高い志だとするなら、それを捨てて結果だけを求めたことを手放しに評価していいのかどうか。
自分の目指してきたものの限界を感じ、極めて現実的な選択をしたことは賢明だった。そんな言い方は可能かもしれない。だが、本来はそれ以前に、大会直前になって大きく戦術方針がブレたことが問われるべきなのだ。それなしにこの勝利を喜んでいれば、日本のサッカーに未来はない。
<中略>
果たして、そのときに日本サッカーに何が残るのだろうか。
いやいやいやいや、ちょっと待てよと。これまで岡田監督が目指した、高い位置からのプレス・ボールポゼッションを高め、組織としての連動性で戦うサッカー。
それをこれまで散々ぼろくそに、やれ残り30分で持たなくなるから止めろだの、連動性を上げても最後は個の力だの、W杯でベスト4なんて無理なんだから余計なことは言うなだの騒ぎ立て、理想なんか早く捨てもっと現実的に戦えと発言してきたのは誰だよと。
てかいつから日本の目指すべき理想がそこまで尊大なものになっていたのか、むしろ率先して軽視する傾向が強かった気がしてならない。
だからこそ、この記事を目にして猛烈に腹が立った。もし昨日、負けていたら『代表は理想を貫けずに惨敗』って叩くんだろ?それなら個人的にはまだ盲目的に『代表を信じよう!』『応援しよう!』と今も昔も変わらず、言い続けてきたテレビ局の人達の方が嘘がないし信じられるよ。
そもそも理想を貫き、そこに勝利を求めていけるのは世界でバルセロナだけだろ。それこそブラジル代表だって、今のドゥンガ監督になって現実路線になっているっていうのにさ。
個人的に昨日の試合は、理想も全てかなぐり捨ててでも勝ちたいという気持ちを全力で見せてくれた代表に心から感動したし、なにより嬉しかった。だからこそ今朝は手放しで評価されてしかるべき試合だったと思っていた。
別に岡田監督を買っているわけでもなければ過剰評価もしてないけど、少なくとも自分達の代表を全力で応援出来ないような(印象を受ける)人達こそ、とりあえず文句ばかりを言っているような気がして本当に気分が悪い。
あと昨日は、選手の気持ちが見える象徴的なシーンが2つあって、1つが国歌斉唱を日本代表・スタッフ全員が肩を組んで歌っていたこと、もう1つが本田がゴールを決めた時にベンチへ走って行き、皆で喜びを爆発させていたこと。それはどうやらどちらも選手から出たアイデアらしいんだけど、最近の代表でそんな光景を見たことがなかったからホントに驚いた。特に国歌斉唱なんてマジで。
理想を探し追い求めながらも今自分達が出来ることを理解し、相手に合わせたサッカーを行い勝利したことは、日本代表においてとてつもなく大きいと思いました。試合終了のホイッスルを聞いた時なんか、色んな想いが込み上げて泣きそうでしたもん。
というわけで、サッカー評論家の皆さんのご意見を承りたいと思うのですが、いかがでしょうか??
以下、カメルーン戦勝利に思う日本サッカーの未来(6月15日Sportiva)から引用
身体的な強さをはじめ、選手個々の能力に優れたカメルーンを相手に、日本がまともに打ち合ったのでは分が悪い。この試合に勝つためには、“試合を動かさない”ことが重要だったのだ。
<中略>
カメルーンの不甲斐なさに助けられた面が大きいとはいえ、終始静かなまま時計の針を進めることに成功した。確かに、日本の狙いがうまくハマった試合であり、しかも、これが自国開催以外のワールドカップで挙げる、初めての勝利である。
とはいえ、この試合の評価は、どこに軸足を置くかで大きく変わってしまう。
岡田監督が就任以来、強豪相手でもポゼッションで圧倒するようなサッカーを目指してきたはずなのに、大会直前になって突如、超現実的なサッカーへと方針変更。つまり、これまでの過程で抱いていたものを高い志だとするなら、それを捨てて結果だけを求めたことを手放しに評価していいのかどうか。
自分の目指してきたものの限界を感じ、極めて現実的な選択をしたことは賢明だった。そんな言い方は可能かもしれない。だが、本来はそれ以前に、大会直前になって大きく戦術方針がブレたことが問われるべきなのだ。それなしにこの勝利を喜んでいれば、日本のサッカーに未来はない。
<中略>
果たして、そのときに日本サッカーに何が残るのだろうか。
いやいやいやいや、ちょっと待てよと。これまで岡田監督が目指した、高い位置からのプレス・ボールポゼッションを高め、組織としての連動性で戦うサッカー。
それをこれまで散々ぼろくそに、やれ残り30分で持たなくなるから止めろだの、連動性を上げても最後は個の力だの、W杯でベスト4なんて無理なんだから余計なことは言うなだの騒ぎ立て、理想なんか早く捨てもっと現実的に戦えと発言してきたのは誰だよと。
てかいつから日本の目指すべき理想がそこまで尊大なものになっていたのか、むしろ率先して軽視する傾向が強かった気がしてならない。
だからこそ、この記事を目にして猛烈に腹が立った。もし昨日、負けていたら『代表は理想を貫けずに惨敗』って叩くんだろ?それなら個人的にはまだ盲目的に『代表を信じよう!』『応援しよう!』と今も昔も変わらず、言い続けてきたテレビ局の人達の方が嘘がないし信じられるよ。
そもそも理想を貫き、そこに勝利を求めていけるのは世界でバルセロナだけだろ。それこそブラジル代表だって、今のドゥンガ監督になって現実路線になっているっていうのにさ。
個人的に昨日の試合は、理想も全てかなぐり捨ててでも勝ちたいという気持ちを全力で見せてくれた代表に心から感動したし、なにより嬉しかった。だからこそ今朝は手放しで評価されてしかるべき試合だったと思っていた。
別に岡田監督を買っているわけでもなければ過剰評価もしてないけど、少なくとも自分達の代表を全力で応援出来ないような(印象を受ける)人達こそ、とりあえず文句ばかりを言っているような気がして本当に気分が悪い。
あと昨日は、選手の気持ちが見える象徴的なシーンが2つあって、1つが国歌斉唱を日本代表・スタッフ全員が肩を組んで歌っていたこと、もう1つが本田がゴールを決めた時にベンチへ走って行き、皆で喜びを爆発させていたこと。それはどうやらどちらも選手から出たアイデアらしいんだけど、最近の代表でそんな光景を見たことがなかったからホントに驚いた。特に国歌斉唱なんてマジで。
理想を探し追い求めながらも今自分達が出来ることを理解し、相手に合わせたサッカーを行い勝利したことは、日本代表においてとてつもなく大きいと思いました。試合終了のホイッスルを聞いた時なんか、色んな想いが込み上げて泣きそうでしたもん。
というわけで、サッカー評論家の皆さんのご意見を承りたいと思うのですが、いかがでしょうか??