人間の使命は生産ではなく浪費である

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夏の夢 〜日本代表の話〜

2018年08月14日 21時07分31秒 | 旅行記
このワールドカップの熱狂が冷めやらぬまま、Jリーグが再開しました。
そして新たな代表監督も決まりました。そりゃ期待したいし、もちろん期待してます。

以下、W杯ベルギー戦後、選手コメント(7月3日Sportsnavi)から引用

本田圭佑選手
(この大会を持って代表引退?)それは現役のところとリンクしてくると思うんですけれど、4年後は見れない。
それははっきりと言える。今、言えることはそれだけです。

あと、しっかりと伝えたいのは、まず仲間に感謝しているということです。
本当に楽しかったし、6月13日の誕生日にみんなに祝ってもらって、その時にちょっとだけしゃべらせてもらったんですけれど、
このW杯が終わった後に人生が終わるとしたら、どういう決断をしていくか。
そのくらいのつもりで、終わるとしたらどれくらいの覚悟で、どういう意思決定で、
どういうふうに取り組んで、どういう会話をみんなとしていくか、というつもりでこのW杯を過ごした、ということをみんなに話させてもらった。
可能な限り、やれるだけやったつもりで、本当に選手のみんなが好きになったし、こんなに好きになれると思わなかったくらい好きになったんですよね。
だからそういうふうな感じで今後も人生を歩めると、いろいろな人を好きなれるかなと思うくらいでした。

(好きになったとは何が?)いや分からないです。ただ、後悔したくないという思いが強かったです。
設定としては、もう人生終わっちゃうので。もう後悔したくない、言い残したことはないようにしようって伝えてきたので、
西野(朗)さんにもそうしてきたし、他の選手にもそうしてきた。
かといって、やっぱりサッカーなので、勝つためにこの若手に過剰な情報を与えてはいけないと、
言わないことも決めてきたし、それを踏まえての後悔しないように自分が決断してきたという時間だった。
そんなふうにやってるうちに、そんな感情が芽生えてきたというのは新しい発見。それだけのW杯。
自分が小さいころから、僕はこのためにやってきたんです。
究極論、プロになるのも、ヨーロッパに移籍するのも、W杯のために、本当にW杯のためにやってきたから……。

(過去の2大会との違いを振り返って)立場と役割が変わったと思うし、サッカーも変わったし、スキルも能力も変わったし、選択肢が全然今と違う。
景色が全然違いました。次の試合のブラジルのことも本当に想定していた。
でもあの時(=過去2大会)はそうじゃなかった。でも次に進めないんですけれど、そういう全然違った景色がそこにあったのは事実です。
でも、こういうことだと思うんですよね、上に進むチームというのは常に次を見据えている。
日本代表は今、そのステージにようやくきたというところで、これを変えてはいけない。
あとは、ベルギーから学ぶことも多かったと思うし、10年(南アフリカ大会)の時に
「個が大事だ」と言ったと思うんですけれど、それは今後も日本サッカーに必要なものだと思います。

(8強には届かなかったが、プライドは示した?)僕の実力を出し切った、という意味では悔いはないです。
ただ、優勝を目指してそれが果たせなかったということに関しては、この意思を次の若手に引き継いでもらいたい。
まだ優勝ということを口にする若手がいないので。今日出て活躍した選手の誰かが、
誰になんて言われようと優勝と言い続けるやつが、次の代表を引っ張っていくんだろうなと思います。
今回のW杯に向けてそれにふさわしいやつを僕は何人か見つけているので、次頑張ってほしいです。

香川真司選手
(この結果は成功?)成功ではないですね。
ただ、自分自身がやってきたことに対する誇りであったり、やってきた道は間違っていなかったなとすごく感じます。
ただ、やっぱり勝ち切りたかった。勝ち切るチャンスがあったと思うので、それは非常に悔しい。
ただ、自分がやってきたものに対する後悔であったり、やってきたものに疑いはなかった。
自分を信じてやれたと、それはすごく感じています。

吉田麻也選手
(4年前にはストライカー、センターバック、GKは日本としてプロジェクトを作って考えていかなければならないと言っていたが)
(昌子)源とか(柴崎)岳とか、まだ国際経験が少ない中でも大会を通じて成長しているなと感じるところはたくさんあります。
もちろんまだまだ足りないと思うところもたくさんある。
4年前にも言いましたが、やっぱりたくさんの選手がヨーロッパでプレーして、揉まれて、学んでいかなければいけない。

源にはずっと言っているし、(植田)直通にも言っているし、(鈴木)大輔には(ロンドン)五輪のときから言っていましたけれど、
やっぱり彼らと対峙(たいじ)していないと、大舞台でいきなりやるのは非常に難しいと思う。
そういう経験値の部分を、次の4年で高めていかないといけない。4年前も同じことを言いましたが、ここで終わりじゃないので。
決してベスト16にいって、優勝候補にいい試合をしたという美談で終わらせるんじゃなくて、
課題からしっかりと学んで、何をしなければならないかを選手も考えるし、協会も考える。
そうしないと日本は強くなっていかないと思うので、ぜひ皆さんにも厳しい意見をお願いしたいです。

長友佑都選手
(日本らしさを出しながらのベスト16だったが)それだから全部出し切ったというのがあって、
後ろにベタ引きで守って、相手の攻撃を跳ね返すだけだと、今の気持ちはなかった。
前から取りにいって、走ってつなぐサッカーをやれた。
結局、負けているから、結果論で何も言えないんだけれど、自分たちが目指すサッカーはやり切ったと思います。

柴崎岳選手
(全部出し切れた?)よくも悪くも今の実力はそのまま出せたと思っています。
もちろん、もっとこうしておけば良かったとか、もっとこういう部分があればと思うことはありますけれど、
それは今後の成長するための材料として。現段階の実力を100%出せた状態で、敗退という結果を受け止めています。





西野監督がどうだこうだではなく、少なくとも今大会の代表はハリルホジッチが作り上げた代表でしたし、
そこの植え付けられたサッカー、そこの検証と経緯の開示というのは1ファンとして求めたいところであります。

今大会が始まる前からハリルホジッチ監督の解任について、本大会の結果がどうであれ、
この対応を手放しで褒め称えることは出来ないと確信しておりましたが、今回新たに日本人の代表監督を見てみたいという想いが芽生えました。
それはワールドカップを優勝する国で自国の監督を採用していない国が無いということ、
今大会でもやはりベルギーが準決勝で敗れたことから生まれた想いでした。

でも本当に楽しかった。現地で観たということもありましたけど、久しぶりに本気で熱狂しました。
これまで観てきたどんな試合とも異なる試合でしたし、セネガル戦の相手の2点目なんて申し訳ないですが、
現地で観ていた身からすれば、あれを止めろと言う方が余程無理なくらいに衝撃的なゴールでした。
しかしそんなセネガルに対しても、長友選手が言う「走って繋ぐサッカー」これは体現されていました。

きっと守備でも前から、攻撃転じれば人数をかけ一気に攻め、よりアグレッシブに走れれば、
自ずとその先は開けてくるのではないかと思わせてくれるような、素晴らしいサッカーでした。
サッカーを知らない人でもサッカーが観たくなり、プレーしたくなる、興味が湧くような試合であったことが何よりも最高でした。
(その分、ポーランド戦でガッカリしたことも含め楽しかったです。ある種の必死さが伝わってきましたんで。)

いよいよ次回でロシアワールドカップの振り返りは最後にしたいと思います。










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曲を作っています。是非に一度、聴いてみて下さい↓
http://hellomrautumn.bandcamp.com
コメント
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