人間の使命は生産ではなく浪費である

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Hero / Punpee

2017年10月22日 22時06分49秒 | ACBDEFG
今更なのですが、ミュージックマガジンでの日本ヒップホップベスト100を読みました。
正直あまり熱心なリスナーではないので、実際に聴いたことがないものも多々ありましたが、
特集内でも書かれていましたが、こういう評価基準みたいなものを出し続けることで、
名作がなんなのか共通言語として認識されていくのだなと痛感しました。
なにが驚いたって最近の作品ばかりなんですよね。まさに歴史を作っている段階なんですね。
そんな中で待ってました。散々期待をされて、その期待に正面から応える作品って正直記憶に無いかも。

第41回 PUNPEE『MODERN TIMES

彼のこの曲が観たくてKAIKOOへ行ったのが5年前とか。そこでPSGを知ったんですよ。
DAVIDは本当によく聴きました。それこそここで紹介しろよって感じですが、
当時周りで聴いてる人がいなかったのもこれまた事実で。環ROYとかもよく聴いてましたね。





で、気付くんですよ。自分が本当に好きなのは5lackよりも兄貴だったんだって。
そこからはもう彼の客演を始めとした作品を聴いて期待を持たない方がおかしい話で。
それこそこれまでの作品だけでアルバムが何枚できるんだよ?!ってレベルです。
未だ未だ紹介しきれないレベルで沢山あるので是非聴いてみて下さい。
2年前の加山雄三との客演も相当聴きましたし、ここでも紹介させてもらいましたね。





やっと本作の話ですが、コンセプトアルバムらしいコンセプトアルバムは本当に久しぶりです。
個人的にはアメリカンイディオット以来じゃないかと言っても良いレベルです。
あとこれは勝手な偏見でもありますが、自分がこうであって欲しいヒップホップの形なんですよね。
それはポップであり、お洒落でもあって、ロマンもあって尚且つ皮肉が効いている。
過去から俯瞰する形を取りながらも今を歌っていて、この辺りは観念的になりがちなロックより強いなと。
細かいリリック等も紹介したいとこですが、それはネタバレにもなってしまいますので是非聴いてみて下さい。



いやー未だ?MVは上がってなかったです。これからなのでしょうか。でも本当に多くの人に聴いてほしいと思います。
もっと書きたいことはある気がするのですが、これ以上はライブを観てからにします。本当にツアー行きたかった!!

不思議なもんで昔ほどPSGの新譜を欲してないのも、各自のソロの素晴らしさなんでしょうね。
別にヒップホップとしてとか、そういうことでなくドラマ等で使われていたっておかしくない大衆性もあるので、
かつて坂本慎太郎へ期待したように、彼が紅白に出るような時をどこか期待するような感じです。でしょ?
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私たちも曲を作っています。是非に一度、聴いてみて下さい↓
http://hellomrautumn.bandcamp.com