人間の使命は生産ではなく浪費である

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夏の夢 〜現地報告〜

2018年07月17日 22時00分03秒 | 旅行記
ワールドカップが閉幕しました。いろいろな思い出と共に本当に濃密な1ヶ月でした。
自分の記憶と共に感じた事等、全部で3回くらいに分けて書いていきたいと思います。

以下、ロンドンから灼熱のロシア ワールドカップへ(7月3日Qetic)から引用

これまでの人生で後悔していることの一つは、自国開催だった2002年の日韓ワールドカップを観に行かなかったこと。
1998年のフランス大会から20年間、ワールドカップはTVで観るものだったのだが遂に2018年 ロシア大会を現地で観戦することにした。
押さえた試合のチケットは日本の第3戦、ポーランド戦。
この試合をグループリーグ突破がかかる一番アツい状況で迎えることになるとはそのときは全く思っていなかった。

<中略>

交通機関も試合が開催される日は無料かつ増便されていて凄く便利だった。そもそも、ロシアに入国するにはビザが必要だが、
ワールドカップ開催中はチケットと共に発行される「ファンID」というものがビザの代わりになり、
それを持っていれば入国が可能、各地の公共交通機関なども無料になるなど、サービスはとにかく充実。

<中略>

カギはやはり「ロシア語」。なかなかわかるものでは無いが、
わからないときは各地にいる10代と思われる大会のボランティアチームがすかさず飛んできて英語で通訳してくれるので凄く助かった。

ロシア、気温は35度を超え、ワールドカップと共に凄い熱気を感じた。
ワールドカップはもちろんサッカーの大会だが、ピッチの外は完全に「お祭り」で、
自分にとってはそれがちょっと過ぎるなとも。街が落ち着いた頃にまたロシアに行きたい。

以下、治安問題はほぼ皆無、報道陣からも好評 W杯開催がロシアに大きな遺産を残す(7月12日Sportsnavi)から引用

ここまで11都市・12会場で62試合が行われてきた今大会は、
全体を通して大きなトラブルもなく、順調に過ぎている。
しかし、開幕前はロシアの治安や安全面が大いに懸念されていた。

<中略>

「自国の代表が快進撃を見せ始めるのに伴い、サポーターが大会途中から現地に赴こうとする動きがこれまでのW杯では多かった。
しかし、今回はチケットを持っていないとビザ代わりの『ファンID』を取得できないため、急に思い立って動くことが不可能でした。
W杯は世界中の人が集まる巨大な祭り。だからこそ、チケットを持つ持たないにかかわらず、もっと人々の往来が自由になれば良かった。
ロシアの組織委員会にはそう仕向けてほしかったです」とブラジルの日刊紙『Metro』のフェルナンド・バレイカ記者も残念がっていた。

結果的に大会を主に盛り上げたのは、チケットを購入して南米やアジアからやってきた人々と地元・ロシア人。
欧州で開催されているW杯としては一種、独特な雰囲気が漂っていたのは事実だろう。

<中略>

10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会を取材したというインドの日刊紙『Deccan Chronicle』のT・N・ラグ記者も
「過去2大会はまともに1人で外を歩けず、つねに緊張しながら行動していたけれど、
ロシアでは深夜でも1人で街を歩いて宿舎まで帰れますし、夜行電車で移動していてもトラブルは全くなかった」と絶賛する。

「FIFA(国際サッカー連盟)がロシア国鉄と協力して、ファンやメディアのために用意した無料列車も何回か利用しました。
時間が正確で使い勝手が良かったですし、車掌さんがわざわざ到着前にドアをノックして『あと何分で着きますよ』と案内までしてくれました。
開催地によっては宿泊施設が少なくて、ホテルが取りづらいところもあったけれど、
夜行列車なら横になって寝られるので楽だった。こんなに安全で快適なW杯は滅多にないと思います」

<中略>

この飲食店で出会い、親切にしてくれたロシア人サポーターのように、
彼らがW杯に訪れた外国人と積極的にコミュニケーションを取ろうとしていたのも大きなプラス要素。
そこは筆者が8年前にロシアを訪れた時とは大きく変化していた点だ。

当時のモスクワは英語で表示された看板や案内が非常に少なく、
通りすがりの人に尋ねなければならない状況がたびたび訪れたのだが、
英語で話し掛けると困った顔をされたり、戸惑った様子をのぞかせる人が少なくなかった。
松井大輔(現横浜FC)がプレーしていたシベリアの町・トムスクに至っては、
英語を話せる人に出会うことがほとんどなく、意思疎通さえも成立しにくかった。

だが、今回はこちらが困っていると逆に「大丈夫ですか?」と英語で聞いてくれる人も数人いたし、
ロシア語翻訳を使って「問題があったら言ってください」と声を掛けられたこともあった。
鉄道やメトロの駅、町の要所要所に英語表示が設置されていたことも大きく、行動がスムーズになったのは大きな前進と言っていい。

<中略>

「ロシア人にとってこのW杯は、ひとつの大きな転機になるのではないか。
大会後のロシアと、この国の人々の変化が楽しみになりました」
と前出のアブラー記者も笑顔でコメントしたように、今大会のW杯開催は間違いなくロシアに大きな遺産を残すだろう。

ロシア代表が48年ぶりのベスト8入りを果たしたことにより、サッカー文化がより根付くだろうし、
11都市に整備された12のスタジアムも有効活用されていくだろう。
そうやってW杯開催の影響がポジティブな方向に出れば、理想的なシナリオだ。
今回の巨大イベントを経て、同国が貴重な経験をどう今後に生かし、
どのような変ぼうを遂げていくのか。それを興味深く見守っていきたい。





2本の記事を引用させて頂いたのですが、私が現地で抱いた印象とほぼ相違がなかったので紹介させてもらいました。
私は今大会、6/22に日本を発ち、6/23から6/24にかけモスクワよりエカテリンブルグへ移動し、6/24の日本対セネガル戦を観戦。
6/25にはモスクワへ戻り、その日の晩にはモスクワを発ち、6/26に帰国しました。
実際どんな試合であったか、そもそもサッカーに対して感じたことはまた以降の投稿で書きたいと思います。

この現地で感じた素晴らしい印象や感覚というのは、きっと過去のバンクーバーオリンピックでもそうでしたが、
いつか自分たちも逆の立場になった時、日本に来た人を本当にもてなせるのかという話であったり、
昔に比べ、多くの人が日本へ来るようになった昨今、どれだけオープンでいれるのかということなのかもしれません。

来年はラグビーのワールドカップがあり、いよいよ再来年は東京オリンピック。
自分自身がどうなっているかは分かりませんが、少なくとも自分が受けた経験くらいは差し出せるようにありたいと思います。










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曲を作っています。是非に一度、聴いてみて下さい↓
http://hellomrautumn.bandcamp.com