人間の使命は生産ではなく浪費である

2023年終了、引続きこの番組はHOLDOUT、Hello Mr.Channelの提供でお送り致します。

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2022年12月29日 11時52分06秒 | 駄文
正直、今大会は全く期待していなかったんですよ。日本へも大会自体にも。
それが蓋を開けてみれば、過去最高に盛り上がっていたんじゃないかと思うだけに、W杯の凄さを改めて痛感しています。
加えてここでの2年前の記事が若干伏線回収のような形であることも気付き、1人ざわざわしておりました。

以下、「勝ってもホッとするだけ」「負けの痛みは永遠」日本よ、サッカー強豪国の苦しみへようこそ(2022年12月14日Newsweek)から引用

僕はたまたま、スコットランドリーグのシーズン終盤にグラスゴーに滞在していて、セルティックの「ジャパニーズ・ボーイズ」愛を目の当たりにした。
プレミアリーグのアーセナル(僕が応援するクラブだ)では、冨安健洋選手が人気抜群だ。日本代表は単なるワールドカップ(W杯)の「常連出場チーム」ではなく、大会の「挑戦者」になった。

僕が2022年W杯の日本代表をどれだけ気にかけていたかは、自分でも信じられないほどだ。
思うにその理由は、彼らがサッカーのスペシャルさ――完全に筋書きのないドラマであること――を思い出させてくれるから。
日本がドイツ「か」スペインを破ることは「可能性としてあり得る」と思っていた。でも、両方を下すとは思わなかった。あり得ない。そして、よもやコスタリカに敗れるとは思わなかった。まさか。それでも、事態はそうなった。クロアチア戦のハーフタイムで、僕は日本が負ける気がしなかった.....
こんなものは、サッカーのほかにないだろう。普段は冷静な大人さえも、喜びや絶望の涙に暮れさせるのだ。

<中略>

おかしな話、日本はイングランド人ファンである僕の経験から学ぶべきだと、僕はずっと思っている。
日本はクロアチア戦で、とどめの2点目ゴールを奪えなかったために敗れた。イングランドが18年にクロアチアに、20年イタリアに、16年アイスランドに敗れたのとまさに同じミスだ。
日本はPK戦で敗れた。日本人ファンにとっては(2010年のW杯南アフリカ大会に次ぐ)ほんの2度目の経験だが、僕は何度もある(イングランドは1990年以来、国際大会で7回、PK戦で敗れている)。僕はテレビに叫んでいた。「狙って行くな。叩き込め!」(これは統計的にも効果的だ)

<中略>

僕は勝ちたくて仕方がないが、勝ってもただホッとするだけ。
負けるのが嫌でしょうがないから、負けると痛みが永遠に潜在し続ける(90年W杯イタリア大会での敗北は、つい先週のことのように思い起こされる)。
おそらく多くの日本人は、(今大会で)日本対ブラジルの準々決勝が幻と消えたことを永遠に吹っ切れないだろう。

W杯は極限のパーティーだ。序盤の熱狂があり、期待の興奮と失望があり、次いで訪れる二日酔い状態と後悔。
日本はただ参加したのでなく、このパーティーに何か特別なものをもたらした。その上、日本人サポーターがパーティーの「後片付け」まで行ったのは承知のとおりだ。


今大会の日本代表については本気でベスト8への道筋を見せてくれただけでそれ以上臨むものはないですね。
監督については結果だけでなく、采配であったり狙いが本大会では違和感無い(意図が見える)形でもあったので、何も言うことはありませんでした。
もちろん腑に落ちない点や、これまでの過程は如何だったんだという点は幾らでもありますが、それも含め、ここまでの過程にも見えてしまったので、本当に何も言うことは無かったです。

それになにより世界のトップと世界のトップの場で本気の戦いが観れたことで、日本の立ち位置であったり、世界との距離をリアルに感じることが出来たのが、本当に素晴らしい大会でした。
冨安とか現在のアーセナルでやれるというのは、それだけの実力があることが本当に良く分かりましたし、遠藤は当然、板倉なんて本気で期待しますよね。それだけにベスト8やベスト4、優勝という未来を見据えた時に自分たちのサッカー的な話がよく挙がっていますが、シンプルにサッカー国力を全ての面で上げる他ないんだなとよく理解出来ました。


以下、カタールW杯「日本代表ユニフォーム」が外国人に大人気な“2つの理由”を現地で聞いてみた「日本を応援するのは当然でしょ?」(2022年12月14日Number)から引用

彼ら、彼女らが日本代表のユニフォームを着る理由は、主にふたつ。
まずは、かつて日本を訪れたり、日本に住んでいたりしたことがあって、そのときに「日本を好きになったから」というものだ。

<中略>

そしてもうひとつ、彼ら、彼女らが日本代表のユニフォームを着る理由、というより、それが最も多い答えだったのだが、「日本はアジアの国だから」というものだ。
なるほど言われてみれば、日本代表ユニフォームを身につけた外国人には、確かにインド系や東南アジア系の人たちが数多い。
そうしたうちの一組、マレーシアから来たという男性2人組は、「日本はアジアの代表として戦っているのだから、日本を応援するのは当たり前じゃないか」と意気盛んだった。

マレーシア国旗を肩にかけ、彼らはまるで自国を応援するように日本を応援してくれていた。
そして今度は、フィリピン出身で現在はドーハで働いているという夫婦。小さな子供をベビーカーに乗せ、クロアチア戦にやってきたふたりは、もともと日本のアニメが好きで「好きなアニメが何かなんて聞かれても、挙げ始めたらキリがないよ」というほどの日本びいき。しかも、「自分たちと同じアジアの国なのだから、日本を応援するのは当然でしょ?」と、逆になぜそんなことを聞くのかと、不思議がっているかのようだった。

<中略>

日本がドイツやスペインに勝利したことで、にわかに日本人気に火がついたわけではなかった。
というより、彼ら、彼女らが日本を応援する理由は、もっと地に足がついたものだったと言ってもいいのかもしれない。
しかし、だとしても、日本が今大会でまったく勝てず、からっきし弱いチームだったなら、外国人サポーターたちはこんなにも楽しそうに応援してくれただろうか。
今大会で見せた日本代表の戦いが、同じアジアにルーツを持つ人たちの期待にも応えるものだったとしたら、こんなに誇らしいことはない。


最後の一文の通り、アジアの代表と言われる国であること。
これはサッカーに限らず、そうでありたいと本当に思いました。
あとスポーツくじwinner、これ面白かったです。サッカーに限らず、スポーツ好きの方は是非!

最後に今年1年を振り返るプレイリストを作成しましたおで、宜しければ是非!
予告ばかりで恐縮ですが、来年こそは2ndリリースします!(レコーディングは順調に進んでおります…)
皆さま、良いお年を!!

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9/11

2022年09月11日 17時59分06秒 | 駄文
7月は小袋氏、8月はサマソニへ行ってきました。今は9月になりました。

それぞれ(ほぼ)1人で行ったのですが、共通して言えるのが本当に雰囲気が良く、シンプルに楽しかったです。
どちらも熱量が凄く、濃く感じたんですよね。小袋氏のGaia、サマソニではマネスキン以降でスタンドに溢れた立ち見の人たち。

サマソニ、こんなに楽しかったんだっけと思うくらい、1人なのに時間もあっという間で想像以上に満足でした。
観たアーティスト(リナサワヤマ、サンボマスター、マネスキン、1975)がどれも素晴らしかったのは言うまでもなく、自分自身マスクこそしていましたが、本当にこの瞬間をずっと待ちわびていたんだと思い知らされました。

平和で自由があることがどれだけ素晴らしいことか、ラブアンドピースと頭で分かっていたつもりが、こうしてコロナや戦争を目の当たりにした時、とても大切なものであることが理解出来るのは皮肉なのですが、それはこれまで以上に大切にしないといけないんだと思いしらされました。

そう思うとライジングサンで藤井風が見せたピンチヒッター対応なんかも、世代の顔みたいな形となったのも、全てハイライトだったんじゃないかと思います。

あと個人的にはフジロックやイベント再開、そのためにも今作っている2ndアルバムも早く完成させ、大切に感じたものを自らの手にして行かないといけないですね。
血湧き肉躍る感覚で、きっと自分も何か目が醒めるような感覚でしたね、きっと。

手前味噌で恐縮なんですけど、最近自分たちのSpotifyが伸びてきていまして、誰かのプレイリストに曲を入れてもらうことも出てきています。
その中の1つがめちゃくちゃセンス良くて、こんな中に入れてもらえるなんて恐縮というか感謝というか。

1975とか、これから新たなモードへ入るのかと思うと勝手にこちらまで刺激受けてワクワクしちゃってます。

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3/11

2022年03月11日 18時00分14秒 | 駄文
とんでもないことになってしまった、本当にとんでもないことになってしまった。

20年半前、何かとんでもないことが起きたことをなんとなく感じ、
11年前、圧倒的な無力感にさいなまれ、2年前には更にそこから途方に暮れていましたが、
正直ここまで切迫感を感じることはありませんでした。
なんだかこれまでが伏線にすら思え、悲しさなのか絶望的な気分へも陥ります。

それは今回当事者となっている先へ行ったことが有ったり、知り合いも居たりなのか、
自分の肌感覚として、これまでに味わったことの無いリアルさから、やられていたりもします。
何も片付かず解決していないまま、更なる状況が悪化していく様にも打ちのめされます。

マヒト氏の先週末のアクションを観て、例えばU2の音楽が普遍的である理由が、
こういう形で実感出来てしまうことが残念ですけど、思い知らされました。
演奏された東京とDNA、悲しくなるくらいに今に響き過ぎる曲で、感情が凄かったです。
現在を唄わないといけないし、そこから希望を見出していかないといけないですし。



自分が出来ること、先ずは分かりやすいところで募金でしょうから、
それくらいは当然にいつも通り動きますが、更に何出来るのか思案しています。

現在作っている次のアルバム、自らの表現として、
パンデミックから現在の混乱についても表したいと思っています。
てかこのMV、まんま今じゃないですか…本当に1日も早く、戦争が収束しますように。


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東京オリンピックからパラリンピックまで

2021年09月11日 23時12分20秒 | 駄文
一気に夏と共に駆け抜けて行きました。良くも悪くもスポーツの力を痛感した1か月半でした。
日々の生活にはきっと何かしら希望が無いと生きていけないから、心打たれ魅了されるのだと痛感。
エンタメというエンタメが止まっている中、開催したことについての良し悪しは別として、
無理にでも進めたことの意義を見出すのであれば、きっとこの点に尽きるのだと思います。

一方でだからこそ、その裏の闇の深さも感じずにはいられなくて、特に五輪。
ただお陰で知らなかった日本を知り、新たな日本を感じることが出来た大会でもあって。
もちろん勝って欲しいけど、魅力的に感じさせる必要はあるし、先ずは楽しそうじゃないと。
この記事にもあるように、この感覚が今大会だけなのか、はたまた日本人だけが感じたものだったのか。
それは3年後のパリでも追いかけてみたいと思います。

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東京五輪が“新しい五輪”だったことを示す「3つの光景」 IOCの「若い世代を引き込みたい」意図はどう着地した?(松原孝臣)

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そしてパラリンピック。とんでもなく驚いて、感動しました。
本当に知らないことばかりでしたし、もうなんなら知ったかぶりしていたんだと思います。
藤井風の新曲じゃないけど、もうええよって。
きっとこれが主題歌でしたし、ダサくても良いじゃん。真っ直ぐやれよって。



今日で20年。凄い時間が経ちましたけど、今でもはっきり覚えていますよ。
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7/14

2021年07月14日 23時00分00秒 | 駄文
今日は大谷翔平が歴史的な一日を刻んで、一方で私は大学六年目を彷彿とさせる試験に追われていました。
そしていつ振りか分からないレベルでライブへ行ってきました。坂本慎太郎氏です。



この混乱が始まってから、本当にどれだけの音楽イベントがキャンセルとなったのか。
チケットを買っていた分だけでも、香取慎吾、punpee氏、スパソニ、
更にここへ行こうと思っていた分も加えていったら、確実に思い出せませんね。

それにしても坂本さんのソロキャリア=自分の社会人生活だったりするもんで、
曲を聴くたびに記憶が蘇ったりして、勝手になんとも言えない気分に陥ったりしてます。
何気にライブもちょいちょい参加させてもらっていて、近年では最も足を運んでいる方です。
しかし今晩ほど、まともがわからないが胸に響く日はありませんでした。

あれすね、なんかもうそろそろスポーツだけでなく、今まであった形を始めていかないと。
本気でやれる方法を考えていかないと、既に待つ、待っていられる時間は終わっているじゃないすか。
全く同じ形が無理なら変化してでも動いていかないと。もっと皆んなでアプローチ方法を模索しないと。
今晩も観客はマスで区切られ、短縮版の二部構成でしたが、それもそれで全然有りでした。

自分たちは凄い2ndを作ろうと、製作を止めず、発信することを止めない日々です。
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