人間の使命は生産ではなく浪費である

2023年終了、引続きこの番組はHOLDOUT、Hello Mr.Channelの提供でお送り致します。

BADモード / 宇多田ヒカル

2022年01月25日 18時00分35秒 | ACBDEFG
誰が一番驚いているって自分ですよ、こんな早いスパンで投稿するなんて…

第48回 宇多田ヒカル 『BADモード



絶対に良いアルバムだと思っていましたけど、そんな予想遥かに超えていきました。
ここ数年のシングルの寄せ集め的なことも思っていましたが、決してそんなことはありませんでした。

また今作、複数の外部プロデューサーとの製作であり、人選も多岐に渡っていますが、
全体としてまとまりが有り、なんなら既発表曲も更に良く聴こえてくる状況。



その中でも個人的ハイライトは1曲目と10曲目、特に10曲目なんてこのような形ではなく、
1曲3分で書き上げることも出来たと思いますが、この形で最終曲として作り上げたところにも痺れました。

またこの2曲のプロデューサーは「トラックは良いなー」程度でしか思っていなかったfloating point、
タッグを組んだらこのような形になるのかと感動すら覚えました。
宇多田氏のこんな人や音楽が好きなんだというのが伝わってきて、そこもかなり刺さったポイントでした。




今年ヤバいですね。先日のweekndから始まり、今後も中村佳穂だったり期待される新譜が控えている状況。
ただでさえ冬季五輪やW杯が控えているというのに…2022年は大変な年だな!!!
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トイレの住人 / Hello Mr.Autumn

2022年01月21日 18時16分20秒 | ACBDEFG
完全に落としていました…1年遅れで投稿します。

第47回 Hello Mr.Autumn 『Recycle


2枚目を作り始めながらも、時間がかかりそうだしってことで、
2枚目からは漏れたけどもボツにするには惜しい曲、前作と次回作への橋渡し的な意味合いで作りました。
細かくツッコミ始めると、えらく昔の曲もあるのですが、
実際の製作という意味では、2016年くらいから2020年頃までの間で作った曲でして、
今作は外注せず、最後まで自分たちで作りきりました。ありがとうございます。

なんかこうやって振り返ると、本当にバンド体制から現在の2人体制への試行錯誤の記録って感じですね。
とりあえず今回も前作に倣い、以下に詳細をつらつらと…

・タイトル
いろいろ考えたのですが、前述の経緯踏まえ、その通りのタイトルにしました。

・アートワーク
見てお分かりの通り、タイトルを形にするとなるとこうなるかなと。
そしたらEPは2以降もあるのかよって感じですが、それはあるかもですね。

1曲目 / ともだちの唄
自分たちのイベントHOLDOUTにて、引越す友人に向けて書いた曲です。
この曲は作った時以上に、今回仕上げていく作業が最も楽しかった曲でした。

2曲目 / トイレの住人
遥か昔にスタジオで作ったネタみたいなデモから、フレーズと響きに惹かれ、ほぼ1人で作り切った曲です。
個人的にはこの曲から、現在の2人体制が始まったんだと思っています。

3曲目 / いびつに踊ろう
この曲はまさに移行期の過度期の曲ですね。コーラスの後半部を出張先で閃いたことを今でも覚えています。
また意外にもこうして形とした時、最も反響が大きかった曲、実はこの曲かもしれません。

4曲目 / TDA5巻を読んで


言わずとしれたあの名作シリーズ、あともう1曲、2枚目へ収録予定だったりします。
ベースについて普段は2人で作成するのですが、この曲ではバンドメンバーに弾いてもらっています。

5曲目 / 夜明けを待ちながら


このEPを作り始めた当初、この曲を軸に据え、作っていったつもりだったのですが、
こうして振り返ってみると、不思議とこの曲が浮いて聴こえる気がしまして、自分だけでしょうか。

6曲目 / New Establish2(Bonus Track)
これ、前作へは1を収録していたのですが、このバージョンも凄い気に入っていまして、
勿体ないなーって思っていたところだったので、まさに渡りに船とはこのことでした。


思いのほか長くなりましたが、1人でも多くの人に聴いてもらえれば嬉しい限りです。
これは早いとこ2枚目を完成させなきゃですね!
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Out Of Time / The Weeknd

2022年01月16日 18時30分54秒 | ACBDEFG
久しぶりの新譜レビュー、先週リリースのあの作品です。

第46回 The Weeknd『Dawn FM

非常に分かり易い、昔ながらのFM調でのコンセプトアルバムでした。
しかも非常に良い曲ばかり。もともと追いかけていた人でしたが、その中でもトップクラスに好きな作品です。



中でも個人的ハイライトは6~7曲目の流れと曲。まさかのクインシージョーンズの語りから、
世界中でブーム?のシティポップを丸ごと引用。狙っている時代的なところはスリラー?



なんでしょう、ノスタルジーをクインシーとシティポップを透けて見えるスリラーにて演出。
ここ数年のトレンドや雰囲気を踏まえ、ど真ん中でぶち込んだ象徴的作品といった感じでしょうか。



個人的に凄く好きで素晴らしい作品と思う反面、全体に漂う雰囲気が、暗闇(喪失?)の中、
ノスタルジーに浸る逃避的な行動なのか、はたまたこれからの夜明けを指しているのか。
見方によってはジャケット含め、不穏な空気でもある気がして、ざわざわする作品でした。

そんな中、自分たちも2枚目の製作に取り掛かってまして、今作はコンセプトアルバムとして進めています。
乞うご期待?そして昨年のEPについてレビュー書いてなかったですね…今気付きました。近日中に!
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see me again in your dreamによせて 後編

2020年06月05日 17時02分54秒 | ACBDEFG
続きです。楽曲解説、今日はB面です。

6曲目 / more good law
この曲は自分が知る限り、このアルバムで最も人気が高い曲な気がします。ハードロックなのか、パンクなのか、はたまたニューウェーブなのか。作っていた時の記憶が無いくらいにサクッと出来た曲で、勢いがある曲は案外そんなものなのかもしれません。ただこれ、惜しいのがライブ等で披露したことが一度もないと思います。いつかきっと。

7曲目 / 幸せの黄色いハンカチ
この曲は作るのも、歌詞を書くのも本当に一瞬だったはず。なんか気付いたら出来上がっていた、みたいな曲です。確か記憶するに、なんとなくこの曲のイメージはcoldplayのyellowだと思っていまして、そこから黄色から連想して、何故かこの歌詞へ繋がっていきました。この曲も演奏する機会にはほとんど恵まれませんでしたが、個人的には好きな曲であったりします。

8曲目 / new world
この曲はアウトロの曲なんじゃないかってくらい、そこが何よりもな感じな曲です。そもそも最初はアウトロは一切無かったんですよ。それで一度録音までしたのですが、何か物足りなさを感じ、継ぎ足し作り直し、録り直した分が今回のバージョンとなっております。それで曲名にもnewが付き、歌詞もそれで進んでいった1曲です。

9曲目 / new establish
おそらく自分たちで曲を作り始めて、初めてこれだ!と思えた曲がこの曲です。不思議なもので今まで一緒にバンドをやってきた人たち全員とこの曲は演奏してきた気がします。ただこの曲も中洲ではないですけど、他の曲と比べるといなたい感じは何処となくありますね、だからこそ想い出も多い曲で、同名の別バージョンでも1曲作っていたりします。

10曲目 / izzo!! 4 buffalo
リーダーの友人に自分たちの曲のギターリフをベースにリミックスしてもらった曲。これはもともとイベント用に演者でコンピを作りまして、そこへ収録しました1曲で、リミックスの元ネタは今作で影響を受けたり連想される曲を集めたプレイリストをSpotifyで作っておりますので、こちらで是非確認してみてください。


長くなりましたが、一人でも多くの人に聴いてもらえれば嬉しい限りです。近頃は所謂バンドとして動くことはめっきり無くなりましたが、またいつか今回の曲を演奏する日を夢見て…
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see me again in your dreamによせて 中編

2020年06月03日 17時06分29秒 | ACBDEFG
続きです。楽曲解説です。

1曲目 / にんにん
もしかしたら今作の中で最も新しいのは、この曲かもしれません。記憶するにリーダーがこの曲のデモを凄く推していて、自分的にはそこまでハマっていなかったのですが、その熱意のまま、形作っていった流れですね。初めて取り組み始めたくらいから、arcticの2nd感(特にアルバムの前半)を感じていたので、その流れを含みながら作り切った流れでした。歌詞はにんにんという曲名が何故か早い段階からあったので、その言葉だけを頼りに膨らませました。

2曲目 / 中州
こんな言い方はあれですが、半分冗談みたいな曲なんですよ。この曲とmore good lawは。当時のドラマーが出張で中洲へ行き、その夜に飲みに出掛けたら、風邪を引いて帰ってきたことがありまして、そのエピソードで歌い始めたら出来た1曲です。全体的に牧歌的というか、いなたい感じというか、それが逆にこの曲の良さでしょうか。

3曲目 / 星に願いを
自分の記憶が正しければ、リーダーが持ってきたデモそのまんまで仕上がった曲だったと思います。リードギターは当然、歌詞までも最初に聴いたバージョンからそのまんま、自分が触ったのは日本語の部分くらいだったような気が。曲調は90sUK、OASIS直系のradioheadといった感じでしょうか。あと珍しいとこだと鉄琴がこの曲へ花を添えた形となっています。

4曲目 / 帰っておいでよ
昔からずっとシャッフルでスイングするようなリズムの曲が作りたかったのですが、なかなか納得する曲が出来ずにいた中で、ようやく出来たのがこの曲でした。イントロのドラムパターンからスタジオでいろいろ試す中で仕上がったので、これはまさにバンドの曲ですね。歌詞も過去のメンバーについても歌っていたりで、バンド色は特に強いのかもしれません。

5曲目 / あーけいどふぁいあ
最初のデモからずっとこの曲名でした。リズムももう少し違った形でヴァ―スからの展開部だけの曲だった気がします。そしてこれもリーダーが推していた曲だった気が。個人的にはある程度の形まで一気に書き上げた場合の方が、良い曲の可能性が高いと思っているのですが、この曲はその対極にあるような曲だと思っていて、継ぎ足し継ぎ足しで上手くいった珍しい曲になっています。

次回、後半残り5曲。最終回です。続きます。
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