まずは“If anything can go wrong, it will”(失敗する可能性のあるものは、失敗する)で、余りにも有名なマーフィーの法則です。
この法則は、アメリカの空軍将校のen:Edward A. Murphy, Jrに由来されるといわれており、彼が参加したある空軍のプロジェクトの中で、色々なトラブル事例を調査した時に気付いた経験則を「法則」の形式でまとめ、1977年に出版された『Murphy's Law and Other Reasons Why Things Go WRONG』がアメリカでベストセラーになり、広まったとされています。
日本でも1980年頃からコンピュータ関係者を中心に知られるようになり、1990年代前半から広く流行しました。
人生のあらゆるシーンで遭遇する、偶然とは思えない皮肉な現象を、鋭利な表現、機知に富んだ名文で、アメリカン・ジョークの代表とも言われますが、一方で“常に最悪の状況を想定すべし”という観念はシステム開発、労働災害予防、危機管理、フェイルセーフなどの分野で現実問題として重要視される考えとなっています。
原本を読んでいませんので、WIKIPEDIAなどから拾い出した、『法則』 の一部を紹介します。
その基本は「何かうまくいかなくなる可能性があるときは、必ずうまくいかなくなる」です。
<総論・作業現場編>
◆起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる
◆何か失敗に至る方法があれば、それをやっちまう
◆作業の手順が複数個あって、その内破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する
◆もしすべてがうまくいっているようなら、あなたは確実に何かを見落としている
◆故障は、最終検査を無事通過した後に現れる
◆機械が動かないことを誰かに証明して見せようとすると、動きはじめる
◆作業場で道具を落とすと、もっとも手が届きにくい隅っこに転がり込む(下記★参照)
◆いちど認めた例外は、次からは当然の権利となる
◆過ちは人の常。過ちを人のせいにするのは、もっと人の常
<日常生活編>
◆落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する
◆人生で楽しいことは、違法であるか、反道徳的であるか、太りやすい
◆洗車をすると雨が降る。(補足:但し洗車をして雨を降らすことは出来ない)
◆ゴルフにおけるベストショットは、一人でプレイしているときに出る
◆机の上のお茶は、いつも最も重要な書類のほうに向かってこぼれる
<テクノロジー編>
◆テクノロジーは、自らが理解していないものを管理する人間たちによって支配されている
◆馬鹿でも使えるようなシステムを作ってしまうと、馬鹿しかそれを使いたがらなくなる
◆物事をどんな馬鹿にでも扱えるようにするのは不可能である。馬鹿は独創性に富んでいるからだ
<乗り物編>
◆バスは、いつもは予定時刻に来ないが、自分が予定時刻に遅れた時に限って、定刻にやって来る
(補足:急いでいるときに乗り遅れたバスは、必ず次の信号に引っかかって止まっているのが見える)
◆満員の時、自分の立っている前の席だけが空かない
◆自分が席に座った時、疲れている時ほど目の前にお年寄りの人が乗り込んでくる
◆切符を買う時、自分の並んだ列がいつも遅い
(補足:私の経験では“渋滞の道路では、自分の選んだレーンが一番遅い”)
◆バスは、自分が急いでいる時ほど、渋滞にまき込まれる
◆20分ごとに来るバスに乗るための平均待ち時間は15分である
<TV編>
◆見たい番組は家を留守にしている時に放送される。
◆ビデオに撮ってまで見たい番組は、必ず野球中継が延長する。
◆面白そうな番組は、放送が終了してから新聞の番組欄で見つけることができる
更にこれらを発展させた形で、色々な経験則が、あたかもマーフィーの法則のように言われているようにも思います。例えば、下記の様な文章が原本にあるのかどうかは不明ですが、いかにもマーフィーの法則らしいですね。
★作業場で道具を落とすと、もっともやっかいな場所に転がり込む。
補足:まず落し主の足にぶつかってから、やっかいな場所に転がり込む
★部品の法則
・小さい部品は、失くしてしまう。
・細い部品は、折れてしまう。
・丸い部品は、転がって行ってしまう。
・バネのついた部品は、飛んで行ってしまう
<補足>
1)『マーフィー 運命の法則』や『マーフィーの成功法則』という似たタイトルの書籍がありますが、こちらは潜在意識を活用することで自身や周囲の人さえも成功、幸福へと導くという「潜在意識の法則」を提唱した、ジョセフ・マーフィー牧師が著した自己啓発書哲学に基づいた数々の法則・教訓で、いわゆる「マーフィーの法則」とは関係ありません。
2)歌手の嘉門達夫に「まーふぃーのほうそく」という歌があるようなのですが、残念ながらまだ聞いたことがないので、どちらのマーフィーなのか不明です。(まさ)
この法則は、アメリカの空軍将校のen:Edward A. Murphy, Jrに由来されるといわれており、彼が参加したある空軍のプロジェクトの中で、色々なトラブル事例を調査した時に気付いた経験則を「法則」の形式でまとめ、1977年に出版された『Murphy's Law and Other Reasons Why Things Go WRONG』がアメリカでベストセラーになり、広まったとされています。
日本でも1980年頃からコンピュータ関係者を中心に知られるようになり、1990年代前半から広く流行しました。
人生のあらゆるシーンで遭遇する、偶然とは思えない皮肉な現象を、鋭利な表現、機知に富んだ名文で、アメリカン・ジョークの代表とも言われますが、一方で“常に最悪の状況を想定すべし”という観念はシステム開発、労働災害予防、危機管理、フェイルセーフなどの分野で現実問題として重要視される考えとなっています。
原本を読んでいませんので、WIKIPEDIAなどから拾い出した、『法則』 の一部を紹介します。
その基本は「何かうまくいかなくなる可能性があるときは、必ずうまくいかなくなる」です。
<総論・作業現場編>
◆起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる
◆何か失敗に至る方法があれば、それをやっちまう
◆作業の手順が複数個あって、その内破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する
◆もしすべてがうまくいっているようなら、あなたは確実に何かを見落としている
◆故障は、最終検査を無事通過した後に現れる
◆機械が動かないことを誰かに証明して見せようとすると、動きはじめる
◆作業場で道具を落とすと、もっとも手が届きにくい隅っこに転がり込む(下記★参照)
◆いちど認めた例外は、次からは当然の権利となる
◆過ちは人の常。過ちを人のせいにするのは、もっと人の常
<日常生活編>
◆落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する
◆人生で楽しいことは、違法であるか、反道徳的であるか、太りやすい
◆洗車をすると雨が降る。(補足:但し洗車をして雨を降らすことは出来ない)
◆ゴルフにおけるベストショットは、一人でプレイしているときに出る
◆机の上のお茶は、いつも最も重要な書類のほうに向かってこぼれる
<テクノロジー編>
◆テクノロジーは、自らが理解していないものを管理する人間たちによって支配されている
◆馬鹿でも使えるようなシステムを作ってしまうと、馬鹿しかそれを使いたがらなくなる
◆物事をどんな馬鹿にでも扱えるようにするのは不可能である。馬鹿は独創性に富んでいるからだ
<乗り物編>
◆バスは、いつもは予定時刻に来ないが、自分が予定時刻に遅れた時に限って、定刻にやって来る
(補足:急いでいるときに乗り遅れたバスは、必ず次の信号に引っかかって止まっているのが見える)
◆満員の時、自分の立っている前の席だけが空かない
◆自分が席に座った時、疲れている時ほど目の前にお年寄りの人が乗り込んでくる
◆切符を買う時、自分の並んだ列がいつも遅い
(補足:私の経験では“渋滞の道路では、自分の選んだレーンが一番遅い”)
◆バスは、自分が急いでいる時ほど、渋滞にまき込まれる
◆20分ごとに来るバスに乗るための平均待ち時間は15分である
<TV編>
◆見たい番組は家を留守にしている時に放送される。
◆ビデオに撮ってまで見たい番組は、必ず野球中継が延長する。
◆面白そうな番組は、放送が終了してから新聞の番組欄で見つけることができる
更にこれらを発展させた形で、色々な経験則が、あたかもマーフィーの法則のように言われているようにも思います。例えば、下記の様な文章が原本にあるのかどうかは不明ですが、いかにもマーフィーの法則らしいですね。
★作業場で道具を落とすと、もっともやっかいな場所に転がり込む。
補足:まず落し主の足にぶつかってから、やっかいな場所に転がり込む
★部品の法則
・小さい部品は、失くしてしまう。
・細い部品は、折れてしまう。
・丸い部品は、転がって行ってしまう。
・バネのついた部品は、飛んで行ってしまう
<補足>
1)『マーフィー 運命の法則』や『マーフィーの成功法則』という似たタイトルの書籍がありますが、こちらは潜在意識を活用することで自身や周囲の人さえも成功、幸福へと導くという「潜在意識の法則」を提唱した、ジョセフ・マーフィー牧師が著した自己啓発書哲学に基づいた数々の法則・教訓で、いわゆる「マーフィーの法則」とは関係ありません。
2)歌手の嘉門達夫に「まーふぃーのほうそく」という歌があるようなのですが、残念ながらまだ聞いたことがないので、どちらのマーフィーなのか不明です。(まさ)