オノマトペという言葉を聞かれたことと思いますが、擬音語や擬態語のことです。
擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のことです。
たとえば、生き物の鳴き声を「ワンワン」「モー」「コケッコッコー」などと文字にしたもの。
そして、雨の音を「ザーザー」「シトシト」などと文字にして表現したものです
電子レンジを使うときに「チンする」というのも、これに含まれるでしょう。
一方、擬態語とは心で思っていることや状態など、実際は音のしないことを、文字にした言葉のことです。
たとえば、心で思っている「ニヤニヤ」「ワクワク」。
星が輝くことを表す「キラキラ」。そして、なめらかなことを表現する「スベスベ」などです
「バタバタ」は忙しさを現す言葉ですし、はやりの「モフモフ」はふわふわした状態です。
オノマトペの語源
この言葉の語源は、古代ギリシャ語の「オノマトポイーア」という言葉らしいです。アルファベットで書くと「onomatopoiia」となります。
onomatopoiiaとは、名前を意味する「onoma」と作ることを意味する「poiein」が合わさってできた言葉で、“言葉を作る”という意味のようです。
日本語は、世界の中でもオノマトペの多い国です。
というのも、欧米ではうるさいと感じる、秋の虫の声や、自然の音を、日本人は情緒ある音として感じることができるますし、心の状態や自然の状態などを、いろんな種類の言葉として表現します。
例えば、「笑う」ということひとつとっても、そのオノマトペは20種類以上あります。
いかに日本がオノマトペの多い国であるかの一例です。
(Jlogosによると、「笑う・笑い」の擬音語・擬態語として、下記が挙げられていますので紹介します。)
あはは・ははは [大きく口を開けて]
わはは・わっはっは [大きな声で]
からから [さわやかに声高(こわだか)に]
はっはっ [何の屈託もないようすで]
ほっほっ・ほほ・ほほほ [そっと物静かに]
うふふ・うふっ [押さえていたものがそっと出てしまう]
ぷっ [思わず吹き出して]
ふっふっ [軽く息を吹くように]
おほほ [女性が口をすぼめて軽く]
かんらかんら [豪傑のように大きく、高く]
きゃっきゃっ [女性や子どもがふざけたり、おどけたりして]
えへへ [媚(こ)びるような、つくった]
ひひひ・いひひ [卑屈になって]
ふふん [相手を侮って]
(まさ)へっへっへっ [照れ隠しに]
げらげら・げたげた [大声でいつまでも]
どっと [大勢の人が一斉に声を出して]
けらけら [周りを気にせず、甲高い軽い調子で]
にこり・にっこり・にこにこ [うれしそうに]
ころころ [おかしくて笑い転げる]
にっと・にやり [声を立てずに歯を見せて]
にやっと [一瞬ものあり気に]
にたにた・にやにや [うす気味悪く]
えへらえへら [しまりがなく]
けたけた [軽薄に]
へらへら [だらしなく、むやみに]
くすくす・くっくっ・くくく [声をひそめて]
ふふふ [含み笑いをする]
にんまり [思い通りになって気味の悪い笑い顔をする]
大阪人、特に大阪のオバちゃんは、このオノマトペを最も得意とする人種です。
大阪でオバちゃんに道を聞くと、大抵の返事は、「真っすぐにド~ンと行って、2つ3つ先の角を左にシュッと曲がって、ドンつきを右にトコトコ歩けばいけるんちゃう?」というような返事ですが、その後に「よう知らんけど…」が付くのです。
要するに聞かれたからには、何らかの返事をするのが礼儀と思っていて、オトマトぺたっぷりの返事をするのですが、実際は本人も知っていないことを付け加えるのです。
可愛いい、大阪のオバちゃんたちです・・・
私の個人的な感想としては、オノマトペと聞いて一番先に思い出したのは、「オンボロロ オンボロボロロ―」です。
北原ミレイが歌った歌謡曲「石狩挽歌」(作詞:なかにし礼)の歌詞の一部で、ニシン漁が寂れた北海道の海辺の様子を表したオトマトぺですが、この言葉だけでうら寂しい海辺の様子が鮮やかに想像できました。(まさ)
擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のことです。
たとえば、生き物の鳴き声を「ワンワン」「モー」「コケッコッコー」などと文字にしたもの。
そして、雨の音を「ザーザー」「シトシト」などと文字にして表現したものです
電子レンジを使うときに「チンする」というのも、これに含まれるでしょう。
一方、擬態語とは心で思っていることや状態など、実際は音のしないことを、文字にした言葉のことです。
たとえば、心で思っている「ニヤニヤ」「ワクワク」。
星が輝くことを表す「キラキラ」。そして、なめらかなことを表現する「スベスベ」などです
「バタバタ」は忙しさを現す言葉ですし、はやりの「モフモフ」はふわふわした状態です。
オノマトペの語源
この言葉の語源は、古代ギリシャ語の「オノマトポイーア」という言葉らしいです。アルファベットで書くと「onomatopoiia」となります。
onomatopoiiaとは、名前を意味する「onoma」と作ることを意味する「poiein」が合わさってできた言葉で、“言葉を作る”という意味のようです。
日本語は、世界の中でもオノマトペの多い国です。
というのも、欧米ではうるさいと感じる、秋の虫の声や、自然の音を、日本人は情緒ある音として感じることができるますし、心の状態や自然の状態などを、いろんな種類の言葉として表現します。
例えば、「笑う」ということひとつとっても、そのオノマトペは20種類以上あります。
いかに日本がオノマトペの多い国であるかの一例です。
(Jlogosによると、「笑う・笑い」の擬音語・擬態語として、下記が挙げられていますので紹介します。)
あはは・ははは [大きく口を開けて]
わはは・わっはっは [大きな声で]
からから [さわやかに声高(こわだか)に]
はっはっ [何の屈託もないようすで]
ほっほっ・ほほ・ほほほ [そっと物静かに]
うふふ・うふっ [押さえていたものがそっと出てしまう]
ぷっ [思わず吹き出して]
ふっふっ [軽く息を吹くように]
おほほ [女性が口をすぼめて軽く]
かんらかんら [豪傑のように大きく、高く]
きゃっきゃっ [女性や子どもがふざけたり、おどけたりして]
えへへ [媚(こ)びるような、つくった]
ひひひ・いひひ [卑屈になって]
ふふん [相手を侮って]
(まさ)へっへっへっ [照れ隠しに]
げらげら・げたげた [大声でいつまでも]
どっと [大勢の人が一斉に声を出して]
けらけら [周りを気にせず、甲高い軽い調子で]
にこり・にっこり・にこにこ [うれしそうに]
ころころ [おかしくて笑い転げる]
にっと・にやり [声を立てずに歯を見せて]
にやっと [一瞬ものあり気に]
にたにた・にやにや [うす気味悪く]
えへらえへら [しまりがなく]
けたけた [軽薄に]
へらへら [だらしなく、むやみに]
くすくす・くっくっ・くくく [声をひそめて]
ふふふ [含み笑いをする]
にんまり [思い通りになって気味の悪い笑い顔をする]
大阪人、特に大阪のオバちゃんは、このオノマトペを最も得意とする人種です。
大阪でオバちゃんに道を聞くと、大抵の返事は、「真っすぐにド~ンと行って、2つ3つ先の角を左にシュッと曲がって、ドンつきを右にトコトコ歩けばいけるんちゃう?」というような返事ですが、その後に「よう知らんけど…」が付くのです。
要するに聞かれたからには、何らかの返事をするのが礼儀と思っていて、オトマトぺたっぷりの返事をするのですが、実際は本人も知っていないことを付け加えるのです。
可愛いい、大阪のオバちゃんたちです・・・
私の個人的な感想としては、オノマトペと聞いて一番先に思い出したのは、「オンボロロ オンボロボロロ―」です。
北原ミレイが歌った歌謡曲「石狩挽歌」(作詞:なかにし礼)の歌詞の一部で、ニシン漁が寂れた北海道の海辺の様子を表したオトマトぺですが、この言葉だけでうら寂しい海辺の様子が鮮やかに想像できました。(まさ)