老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ややこしい日本語 その(42)  ~しあさって~ 

2023年10月02日 19時03分21秒 | 面白い言葉や語源など

(一気に秋モードになり、昨夜は薄めの掛け布団を出しましたが、昼間の衣類もソロソロ衣替えが必要になりそうです)

 先日、友人と飲み会の日程調整をしている時に、「しあさってなら都合良いのだが!」と言われ、普段余り使わない言葉なので一瞬戸惑い、『あさって(明後日)の次の日か?』と問い直しました。

 少し気になって調べてみると、goo辞書では“今日から数えて未来へ4日目。明後日の翌日。「みょうみょうごにち」ともいう“とあるのですが、“「あさって」の翌々日をいう地方もある。”とあるので、<言語由来辞典>などで更に調べてみると

◆「あさっての翌日」を表す言葉は地方によって異なり、主に西日本と東京(一部近郊地域も含む)では「しあさって」で、これが共通語となっている。
語源については、
・「し」を「過ぎし」の意味とする説や、「ひ(隔)」の転訛とする説。
・「し」は「さい(再)」の意味で、「再あさって」が縮まったとする説。
・「明日」の重なりであることから、「し」は「しき(重・敷)」の意味など諸説あるが未詳。

◆しかし、ややこしいのは東京を除く東日本では、「あさっての翌日」は「やのあさって」や「やなあさって」が多く用いられ、「あさっての翌々日」を「しあさって」と言い、「しあさっては」は1日遅くなる。

◆因みに、西日本では、「あさっての翌々日」を表す言葉は、西日本では「ごあさって」と言い、その翌日を「ろくあさって」とも言うことから、「しあさって」の「し」を「(今日も含めて)第四日目」と考えたものであろう。

と、ありました。

 私は、「ごあさって」や「ろくあさって」はまず使いませんが、東日本の人と話す時には「しあさって」という言葉は避けた方が無難でしょう。(まさ)