gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

法廷見学

2011-08-26 00:10:16 | それ以外
今日は職場の友の会の「法廷見学」だった
大法廷で裁判所広報担当者のレクチャーを受け
刑事裁判を2つ傍聴した
そのあと弁護士会の部屋を借りて、弁護士による解説等
全部で2.5時間の企画

参加者は小学校6年生から70代まで
レクチャーを受けるのは私も久しぶり

驚いたのは、裁判員裁判のスタートを機に法廷のIT化が進んでいたこと
被告(人)席の横には画像投影装置があり、法定内10数カ所のモニターに
現場見取り図や証拠画像が映し出され、光学ペンでその画像に書き込みができる
証拠写真などを皆で同時に確認できるシステム

また、書記官席の横には球形のカメラが設置され
このカメラで発言者を検知し自動的に映し出し、その発言を直ちに文字化する
あとで「あのときの被告人の発言をもう一度・・」なんていうと
発せられたとおぼしきことばをを入力することにより、その場面を検索し
再生するらしい

法廷の設備にはこのような変化があったが、変化がないのは
被告人の入廷場面と裁判官らの黒い法服
被告人が太めの青いロープに繋がれたまま入廷し、
警察官?がそのロープを解く場面は何度見ても緊張する
やっぱりTVドラマとは違う

名古屋の裁判所には、約50の法廷があるって
そんなにあるかしら? もちろん「ラウンド」と呼ばれる
ミーティングルームみたいな小さな法廷も含まれるけれど
ひょっとすると簡裁・家裁も全部含めるのかな

最後に、
世の中に「六法」なる書物があると認識するのは何歳?
興味深かったのは、6年生の諸君が「模範六法」を見て「広辞苑」だと叫んだこと
確かにサイズ、重量感は同等
彼らの12年の人生にまだ六法は登場していないということだ
15歳ならば当然知っている?だろうか

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5 コメント

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Unknown (ojisanchez)
2011-08-26 01:52:13
私の親父が裁判所に勤めていたこともあり、裁判所は小さな頃からなじみ深い場所でした。
ただ大人になって縁遠くなったのは正しく生きている証なのかなぁ・・と。

初めて裁判を傍聴したときの衝撃は忘れられないですね。「人が人を裁く」画が未だに脳裏に焼き付いてます。

六法・・中学の頃親父の机の上によく乗っていてなにげに開いてみたけど「無理」って、すぐに閉じました。
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用はない方が (sino)
2011-08-26 13:17:37
裁判所と病院は、用はない方がいいところですよね。裁判所に縁遠いのはなによりです。
やっぱり中学でしたか。でもある程度身近なojさんが中学ならば、一般には高校くらいですかしら。
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公有水面埋立法 ()
2011-08-26 23:19:56
姫路の工場は、兵庫県の埋立地を購入したものだが、例によって反公害団体から訴訟を起された。会社からその任に当たっていて、顧問弁護士さんや法律担当者と接する機会が多くあった。結果的には、原告側の全面敗訴になったのだが、その過程で若干法律や法律家に触れた。物事の道理には、一つではない沢山の真実があって、最後に法律が一つに絞るのだが、その過程を面白いと思った。
広島の工業試験場だったか、瀬戸内海の広大な模型があって、その湾岸の多くが埋め立てられているのが構造的に判るのだが、人間のおぞましさをまざまざと感じてしまった。

弟の息子が弁護士になったのだが、あるとき酒を飲んでいて、俺だってその気があったらなれたさ、と言うと「兄貴はダメダ」と即座にいいおった。並大抵の勉強ではない、というのだ。
腹が立って、弟と喧嘩をしてしまった。
あのころ、法律家より食う方が先だったのだ。
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どこへ (o1211)
2011-08-27 00:36:53
日々、条文解釈や法の趣旨と格闘しているなあ。裁判官制度ができて、本当にいろいろ変ったね。日本は司法はまだまだ根付いてないと思う。お上が絡むと大概負けるし、民事も大方違うところへ相談に行くよ。人事国家の尻尾は引きずっていると思う。
ただ、某大国のような訴訟社会はいびつだと思う。この国はどこに向かうのかなあ。
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大正10年 ()
2011-08-27 18:28:00
公有水面埋立法って大正10年施行の法律で、改正は昭和48年に1回だけ。日本の成長を支えた法律の一つなんですね。
「物事の道理には、一つではない沢山の真実があって、最後に法律が一つに絞るのだが、その過程を面白いと思った。」たしかに。そこに時間と労力が大きく費やされます。

o1211さま
今までこの欄に行政の気持ちがわかる人の登場がなかったので、o1211さんのコメントを喜んでいます。いろいろな立場の方々の意見はとても刺激になります。「お上が絡むと大概負ける」ほんと!
某国の訴訟社会を睨んでこの国も制度改革をしていますが、やっぱりなじみませんね。


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