gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

1月号

2008-01-17 18:04:53 | 俳句
火曜日、銀化1月号が届いた
東京の方は、土曜日に受け取ったようだが、地方は連休明けだったようだ
やまちあんが新人賞 実にめでたい
コメントも写真も風格ある「俳人」だった
厨さんは同人3席、和人さんも6句2席、銀化の森が賑やかだった
私は、、、ずっと後方の「璞玉を拾う」で波多さんに11月号掲載句を
褒めていただいた うれしい!  
璞玉(はくぎょく)なので、磨け磨けということ

 岩肌に寝そべつてゐる男滝かな  忍

俳句をされない読者さんへ 波多さんの鑑賞を・・
 おかしい。垂直に落ちると云う滝の概念をみごとに裏切って
いて、しかもリアリティを失っていない。この句のリアリティ
を支えているのは、眼前の巨大で滑らかな岩山を「岩肌」と表
現した作者の感性だろう。この人間臭い男滝は水量が少ないに
もかかわらず、しょぼしょぼ流れたりせず、悠々と寝そべって
いる。「男滝」という措辞にもシカケがあって、読者は知らず
知らずのうちに近くにあるはずの女滝の様子まで想像させられ
てしまうのだ。クレーバーな句だが、外連味がないのは「かな」
止めの大いなる働きのおかげだろうか。

昨年夏に行った南木曾の「田立の滝」(渓流沿いの無数の滝群の総称)と
南木曾から飯田へ抜ける旧街道にある「男滝・女滝」のミックスバージョン
俳句も、一にスケッチ、二に○○!?
 
銀化は毎年1月号で表紙が一新、内容も一部変更される
江利川さんの小泉元首相との俳句談議もよかった
毎号楽しく?読んでいるのは、櫂氏の「・・旧かな塾」だ
最近古文コンプレックスが酷いので、ありがたいコーナーだ
櫂さんと私、同年なんだけど えっ ソンナノカンケイナイ
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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マイヨール ()
2008-01-17 18:42:47
フム、実はこの句私も好きだった。なにせ、垂直のものを水平にする「寝そべる」が凄い。波多洋子さんは一流のエッセイストで、予てから尊敬しているのだが、彼女の書く忍句像はあますところなくこの句のエキスを抜き出している。
マイヨール作、横たわるサムソン(とデリラ)像をイメージしたが、そんなチンケなもんじゃあないわな。
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江利川毅さんです。 (編集をする人)
2008-01-17 23:21:41
小泉元首相と俳句談義に花を咲かせたのは、利根川博さんではなく江利川毅さんです。
誤植のために落とす首をいくつか用意しているのですが、かなり少なくなっています。なんまいだ~!
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マイヨールにまで ()
2008-01-17 23:22:10
拙句ひとつがマイヨールにまでおよぶ
やっぱり俳句って凄い! 楽しい!
17文字の背景をここまで書いてくださった
波多さんに感謝
厨さん ありがと!
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江利川さん ()
2008-01-17 23:25:15
失礼しました
私の誤植です よく考えれば判ることでした
訂正しておきます
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てっきり (やまちあん)
2008-01-18 12:23:22
櫂さんと同じ年齢?
てっきり、私と同じくらいかと。
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しまった ()
2008-01-18 18:03:18
バラすんじゃなかった
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にぎやかぁ~ (和人)
2008-01-19 13:53:19
遊びすぎ?て体調不良。本日の予定はキャンセルして帰ってまいりました。

利根川博と江利川毅・・・字数も形も似ている。
12月号では、各務さんの特選句を間違った。あーあ。

波多さんは、文学少女の面影を今でも残した方。鑑賞眼は鋭い。忍さんの年齢すっかりばればれー(笑)。
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