gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

静かに

2013-04-30 22:06:06 | イラク関連~待っていても平和は来ない
ずっと気になっていた一冊
「アラブ、祈りとしての文学」 岡真理 著 みすず書房 2008年

ぼくにとって、もはや疑いようのないこと、
それは、ぼくらがパレスチナで知った
神さまもまた、パレスチナを出ていってしまったのだということ
ぼくの知らないどこかで、神さまも難民になってしまって、
神さま自身の問題でさえ解決できずにいるのだということだった。
        ガッサーン・カナファーニ 著  岡真理 翻訳

小説を書き読むという営みは、理不尽な現実を変えることはない。
小説は無能なのか。悲惨な世界を前に文学は何ができるのか。
世界に記憶されることのない、小さき人々の尊厳を想い
文学は祈りになる
        書中より引用

パレスチナ難民の哀しみを、どうしたら伝えられるのか・・
ジンジン伝わってくる
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2 コメント

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おそらく ()
2013-05-02 19:13:12
おそらく、多くの方が私と同じ意見ではないだろうか。それは、その国の問題は、その国自身で解決しなければならない、ということだ。私たちは、そのお手伝いは出来るし、支援するにやぶさかではない。しかし、内情に立ち入ることは無理だ。イラクで内部抗争が勃発しそうだ。宗教の対立が原因なのだが、ハラハラして見守っている。
神だって!、神様は平和になってはじめて存在価値が発生してくるのではないか。紛争の最中にては、運不運があるのみだ。
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知るということ ()
2013-05-02 22:55:07
厨さま そうなんです。立ち入ることなどできやしません。立ち入ってはいけませんし、それこそ傲慢。見守ることでさえ難しいです。
ただ、知ることは必要だと思うのです。物事の見方を左右するからです。
八百万の国でよかったと思うことも多いです。
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