まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

友人の有難味‥味良し 旨味凝縮 出汁たっぷり

2015年11月11日 | 日記
11月8日 日曜日 わが村で〝無農薬野菜〟と〝田んぼ〟を作っているメンバー肝いりの〝収穫祭〟があった。
エコ・グループである。
案内は2度目か 三度目か。
友人が世話人という事もありとにかく参加した。


若者が、喋っている。
友人は一生の宝であり苦境のときにその友情の真価が問われる……。
…困難は友情を輝かせるよね‥相手(若くて美人)がこたえる…。
使い古された雑巾のようでいつでも捨てられる〝困ったときの友こそ真の友と言う言葉‥ 安手のドラマのセリフのようで 心に沁みてこない。
若さはそれだけで輝く。
言わない方がいい…年寄りはひがむだけ。

そう思いながら イノシシのパテをつけた酵母パンを一口。
「うぅ ウマッ」食欲に負けて ひたすら食べるのみ。
「食べる物 食って基本だと思うんですよ」…誰かが言っている。
その通りです‥至極ごもっとも‥心の中でつぶやく。

自然薯のおろした物が出ている。

葉腋に発生するむかごによって栄養生殖する。
地下には一本の芋がある。
芋は地下深くへとまっすぐに伸び、1メートルを超えることもある。
地上部の成長にしたがって芋は縮小し、秋には新たな一本の芋と置き換えられる。
赤土土壌で採れたものが、風味がよいとされる。
里山の林道沿いや河川沿いの土手によく自生する。
やや湿った土壌を好む‥湿気が多いこの村ならでは…粘着力があって身体にも心にも良い。良い。

食べようとしたら‥「私…W市で天然不耕起のお米を育てているHです」
文化人が私の横でせつせつと語る。
礼節として相手の話を聞いてうなずく。
話しかけられて、気を逃して食べられなかった自然薯‥残念、無念。



友情とは人生という山の険しい中腹のなかにある…ふぅーん。
“真の友情はゆっくり成長する植物である。友情と呼ぶにふさわしいところまで成長するには、度重なる危機にも耐え抜かねばならない”

正直者の逸話で有名な大統領の言葉。

“友人を陥れる者は、往々にして自らを破滅に追いやる” 国民的漫画の脇役ウソップと一字違いのアイソーポス(イソップ寓話)

誰でも友人の悩みには共感を寄せることができる。しかし友人の成功に共感を寄せるには優れた資質が必要だ。〝 ワイルド〟
友人が成功するたびに、私は少しずつ死んでゆく。 〝ゴア・ヴィダル〟

一人の敵もつくらぬ人は、一人の友もつくれない。〝 テニソン〟
人と人との友情は、 賢者でも結ぶのが難しいのに、 愚者はあっさりほどいてしまう。 〝シェイクスピア〟

親友と(親友がいたら解る)過ごす瞬間は「舞台劇」
不要な100人(知人)は「再放送のドラマ」と言う言葉を伝えられなかった。
友人と人間関係について語る若者に伝えられられなかった事。
自然薯の味見よりも収獲のない無念の収穫祭。

人が出会うって面白い 昔も今も。

互いに紹介し合って‥名乗りあって‥等身大で話をする機会は少ない。



手ぬぐい男と黒帽子男‥彼らは絶滅種だよ。
滅多に会えないよ。
彼らと話したらワン オブ ゼムの意味が理解できる。
オンリー ユウではない…自分の世界が広がるかも知れない。
そんな事が一言も言えない…食欲のみの私。
儀礼的な収穫祭だった。

身体のキレはなく 脳みそがつまりかけ それでも食欲だけは衰えなし。

こんな私でいいのだろうか?
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