素振りブログ。

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先は気になる、けど……

2015年08月13日 20時07分12秒 | 日記
GATEの原作小説買おうかどうか迷ってますわ。

アニメの方は今のところ面白いんだけど、原作小説が面白いかどうかは別問題だからね。
面白いというか、文章。

文章が悪いと全てが霞む。

2冊ほどね、文章が下手すぎるせいで読むの途中で止めて捨てた小説がありましてね。

同じ轍は踏みたくないからな。
試しに最初の1冊だけ買ってみて、文章のレベルを確認し、その後全部買うかどうか決めるかねぇ?



ファンタジー世界に地球の知識で喧嘩を売る、的な物語で。

日帰りクエスト、という小説を思い出しましたわ。

エリという名前の女子高生が、ある日突然異世界に召喚され

「私たちを救ってもらえませんでしょうか?できれば」

みたいなことを言われる話で。
何で日帰りかというと、別に一方通行じゃなくて、召喚。

帰れるのよね。

だから「日帰りクエスト」

登場人物の言葉「だって、ふつー『もう二度と元の世界に帰れません』なんて言ったら、怒るでしょ?」

ちなみに、エリが呼ばれたのはたまたまで、とびきり優秀だから、実は秘めた超能力があるから、じゃない。

ほんとたまたま。ただのお試し。


で、そんなただの女子高生がですね。
竜人(ギオラム)という、背中に翼を持った、ドラゴンが人間化したような異種族に国を侵略され、なんとか国を取り戻さんと戦っている王子に協力することになるという。

GATEの登場人物が異世界に持ち込んだ、RPGも拳銃も、戦車もヘリもないけど。

現代社会の一般知識で頑張るんだよね。
スプレーとライターで簡易火炎放射器作ったり。
現代知識を竜人の前で披露して、竜人の尊敬を受けたり。

作者はスレイヤーズが代表作の神坂一。

作品のテーマはおそらく「人種差別」

差別ってのは、差別する方が「差別するぞ」とは全く思っていなくて。
無意識に行っている。だって奴らが下の存在なのは常識でしょ?って。
差別する側の人格に異常があるわけじゃないんだよ。それが常識だから差別するんだよ。

打破するには、「差別してきたけど、奴らもなかなかやるぞ」と認めさせるしかない。
劣ってる、取るに足らない存在だから差別するわけで。打破するには「そうじゃない」と思い知らせるしかない。

その世界の設定はですね、文明レベルは竜人の方が高く、その世界の人類は言葉から何から何まで竜人に教わったという事実があって。
そのせいで、竜人は人類を「サル」と見下してるんですわ、基本的に。

結末、いいですよ。
読んで欲しい気持ちがあるから言いませんけど。

痛みはあったけど、2つの種族が歩み寄る切欠のひとつになったかもしれない、みたいな感じで。