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555の次は剣っすか。(ニコニコ平成ライダー)

2020年04月08日 00時00分00秒 | 日記
仮面ライダー555の次は仮面ライダー剣(ブレイド)か……。

コンセプトは「職業としての仮面ライダー」だった作品ですな。
主人公が運命に導かれてライダーになる、じゃなしに、職業としてライダーを選択し、成った、という設定。

ネタバレ気にしないで言いますね。

正直に思うところ、このコンセプトは失敗だったかなー。
ほぼ出来て無かった。

ぶっちゃけ、給料が出てるシーンくらいしか職業ライダーっぽいところ無かったですし。

例えば、仕事は出来るけど人格がやっかいな人間が上に居るとか。
意味を感じられない仕事をやらされるとか。
助ける対象の態度があんまりだとか。
そもそも、こいつら助ける必要あるのか?自業自得じゃねぇか、とか。

でも、お金をもらって仕事してるんだから、いくら理不尽でも手を止めるべきじゃないよね。でも……的な。
そういうのが無かったんだよな。
仕事と自分の信念、意思との板挟みで苦しむような。

後の「仮面ライダー響鬼」の方が、職業ライダーでしたよ。
例えばこんなのがあった。

夏に差し掛かったとき。
轟鬼が、得意音撃武器の音撃弦(ギター)を使って魔化魍(怪人)を倒したいのに、響鬼さんがそれをさせてくれず、音撃鼓(太鼓のバチ)の使用を強制され、「つべこべ言うな、やれ!」ってパワハラ気味に高圧的に言われて。
内心反発しながら音撃鼓の修行を嫌々するんですけど。
そんなところに魔化魍が。
響鬼さんの言いつけを守らず、轟鬼は得意武器の音撃弦で倒そうとするんですが、技を決めた瞬間、倒したはずの魔化魍が2体に分裂。
呆然とする轟鬼に「夏場の魔化魍は、音撃鼓でないと倒せないんだよ」と、別の先輩の鬼が言うんですわ。

だったら最初からそう言っとけと思うところだけど、頭ごなしに言って、それで反発を覚えてもやることはしっかりやってくれる人材を育てるためにそう言ったのか。
それとも、毎回この事に関する修行で、反発する奴が出るからいちいち説明するのが面倒になってしまったのか。

なんとも実際の仕事でありそうなシチュだと思うんですよね。
ちなみに私はちゃんと言った方がいいと思うんですけども。(でないと自分が何をやってるか分からないで仕事してしまうことになるからな。そうすると、見当違いのことをしてしまうかもしれないし、第一やった方も達成感が無い)

ですけど。

職業ライダーとしては失敗だったと思いますが、仮面ライダーとしては面白かったですよ。仮面ライダーブレイド。
結末は、まさに仮面ライダーと思いましたしね。

他人を救うため、自ら人間であることを辞めるっての。
あれはいい最終回だったなぁ。


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